9月16日、東京世界陸上は男子110メートル障害準決勝が行なわれ、一時は予選敗退とされた泉谷駿介が、他国選手の棄権により繰り上がりで準決勝進出が決まった。千載一遇のチャンスが転がり込んだが、29秒71の8位で決勝進出ならず。レース後、衝撃のドタバタ劇を告白した。
青天の霹靂だった。泉谷は15日の予選で痛恨の出遅れが響き敗退を喫した。ところが、状況が一変。この日の準決勝に出場予定だった他国選手がレース前に欠場を発表。繰り上がり1番手だった泉谷の出場が急きょ決まった。
泉谷がそれを知ったのは、なんとレース1時間前。「自宅にいました」と説明した。連絡を受け、慌てて準備して国立競技場に入ったが、ウォーミングアップはわずか15分から20分程度。「あまり覚えていない。ネタにして、強く生きていくしかない」と苦笑いして振り返ったが、あまりに準備が足らな過ぎた。
泉谷は「出るからにはやる気があったけど、驚いた状況」と素直な胸中を吐露。「自分の力不足を感じた。自分へ失望は大きい」と語り言い訳はせず。一度は完全に消えた大舞台でのレースで攻めたが、3台目のハードルで転倒。決勝進出の夢は終わった。
2大会連続のファイナル進出とはならず無念の結果となったが、ゴール後はスタンドに向かって深く一礼した。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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青天の霹靂だった。泉谷は15日の予選で痛恨の出遅れが響き敗退を喫した。ところが、状況が一変。この日の準決勝に出場予定だった他国選手がレース前に欠場を発表。繰り上がり1番手だった泉谷の出場が急きょ決まった。
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泉谷は「出るからにはやる気があったけど、驚いた状況」と素直な胸中を吐露。「自分の力不足を感じた。自分へ失望は大きい」と語り言い訳はせず。一度は完全に消えた大舞台でのレースで攻めたが、3台目のハードルで転倒。決勝進出の夢は終わった。
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