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陸上

村竹ラシッドの男泣き、“二代目・山の神”が励まし「胸を張ってくれよ!」ファンも惜しみないエール「熱い思いに涙出る」「想いはみんなに伝わってるぞ」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2025.09.17

男子110mハードル決勝で全力を振り絞った村竹。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

男子110mハードル決勝で全力を振り絞った村竹。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月16日、陸上の世界選手権4日目。男子110mハードル決勝で日本記録(12秒92)保持者の村竹ラシッドが13秒18で駆け抜け、5位でフィニッシュした。2024年のパリ五輪に続く5位入賞だ。

 予選を13秒22で突破。準決勝3組では13秒17で2着となり、堂々と決勝に進出した。メダルの期待が高まった決勝で、真ん中の5レーンに立った。好スタートを切り、ハードルに何度も足をぶつけながらも、懸命にトップ集団に食らいついた。

 それでもライバルに引き離された。金メダルは12秒99のコーデル・ティンチ(米国)、2位と3位には13秒08のオーランド・ベネット、13秒12のタイラー・メイソンとジャマイカ勢が入り、4位は13秒16のエンリケ・リョペス(スペイン)。メダルまで、わずか0秒06届かなかった。

 レース後のインタビューでは、悔しさをにじませた。

「何が足りなかったんだろうなって。何が今まで間違っていたんだろうなって。パリ(五輪)が終わってからの1年間、本気でメダルを獲るために必死に練習して、本当に何が足りなかったんだろうなって」

 そう絞り出した村竹は、「すいません」と言って泣き崩れた。
 
 村竹の男泣きにXで反応したのが、かつて箱根駅伝で活躍した“二代目・山の神”柏原竜二さんだ。村竹の走りに感動した柏原さんは、「胸を張ってくれよ! ラシッド選手、泣くなよ!!!!泣くなよ!!!!」と励ましの声をポストした。

 力の限りを尽くした村竹の涙には、多くのファンが心を打たれた。

「想いはみんなに伝わってるぞ」
「このレベルでやってこんだけ悔しがれるなんて。聞いてるこっちも大号泣だよ」
「めちゃくちゃいい走りだった! ありがとう」
「まじでかっけえよ。金メダル見せてくれ」
「君のお陰で日本人みんなこんな凄い景色を見れてるんだぞ」
「NICE RUNでした。まだまだ伸びる」
「熱い思いに涙出る。応援したくなる選手」
「泣かないで! あなたに勇気を貰った1人として、貴方を誇りに思います」
「何が足りなかったのかと語れる強さ、今後の活躍が期待できる」

 大舞台で見せた激走と男泣き。SNSで村竹に惜しみないエールが送られた。

構成●THE DIGEST編集部

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