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【世界陸上】「ドラゴンボール」「ワンピース」「鬼滅の刃」…“日本のアニメ文化”がもたらした影響。海外メディアの見解は?

THE DIGEST編集部

2025.09.26

ライルズのかめはめ波、小池祐貴のギアセカンド。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)、Getty Images

ライルズのかめはめ波、小池祐貴のギアセカンド。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)、Getty Images

 東京世界陸上2025では“日本のアニメ文化”が特別な存在感を示した。アメリカ代表のノア・ライルズはレース後、『ドラゴンボール』の“元気玉”を想起させるポーズや“かめはめ波”の演出で観客を盛り上げた。

 また、日本代表リレー陣は『ワンピース』のルフィを模したポーズを試合前に披露。さらに女子100m障害の中島ひとみは『鬼滅の刃』の“猗窩座ポーズ”、男子110m障害の村竹ラシッドは『ジョジョの奇妙な冒険』の“ジョジョ立ち”を見せるなど、国立競技場はカルチャーとスポーツが交差する舞台となった。

 海外メディアもこれを大きく取り上げた。英字紙『The Japan Times』は「世界最速のアニメファン」と題し、ライルズや、同じく“アニメオタク”のキシャーネ・トンプソン(ジャマイカ)の振る舞いを文化的アクセントとして紹介。多言語ニュースサイト『Nippon.com』は「The World’s Fastest Otaku」として、ライルズが観客を巻き込みながらアニメ的ポーズを披露する様子を伝え、アニメを介した一体感を強調した。
 

 そして英大手紙『The Guardian』は「なぜアニメがスポーツスターを熱狂させるのか」と題した記事で、アニメが国際的なスポーツシーンに浸透している現象を分析。「NFLのスター選手、ブンデスリーガのサッカー選手、オリンピックのアスリート、オーストラリアのナショナルラグビーリーグの選手まで、皆がこの流れを取り入れている」と紹介し、アニメが世界中のトップアスリートにとって共通言語になりつつある事実を強調した。

 こうした報道は、日本開催の世界大会が「文化発信の場」として機能した功績を示している。アニメは単なる娯楽を超え、スポーツにおける表現力やファンとの結びつきを強める手段となった。もちろん「演出過多で競技性を損なうのでは」との懸念もあるが、基本的には肯定的に受け止められている。世界陸上は、日本のアニメ文化が国際舞台でいかに強力なソフトパワーを発揮できるかを示す象徴的な大会となった。

構成●THE DIGEST編集部
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