9月28日、秋の短距離チャンピオン決定戦となるスプリンターズステークス(GⅠ、中山・芝1200m)が行なわれ、単勝11番人気のウインカーネリアン(牡8歳/美浦・鹿戸雄一厩舎)が7番人気ジューンブレア(牝4歳/栗東・武英智厩舎)との激戦をアタマ差で制し、念願のGⅠタイトルを奪取した。鞍上の三浦皇成騎手はデビュー18年目、127回目の挑戦で初のJRA・GⅠ制覇を達成した。
3着には2番人気のナムラクレア(牝6歳/栗東・長谷川浩大厩舎)、4着には1番人気のサトノレーヴ(牡6歳/美浦・堀宣行厩舎)が入り、3番人気のママコチャ(牝6歳/栗東・池江泰寿厩舎)は6着同着。香港から参戦した唯一の外国馬ラッキースワイネス(せん7歳/K.マン厩舎)は11着に終わった。
逃げにこだわる馬の少なさからスローペースが予想されるなか、積極策に出た人気薄の2頭がゴールまでもつれる激闘を繰り広げた。
先行策が予想された1番枠の5番人気ピューロマジック(牝4歳/栗東・安田翔伍厩舎)がやや抑えるところ、スプリント重賞を連続2着しているジューンブレアが13番枠からハナを奪うと、大外16番枠の逃げをデフォルトとするウインカーネリアンが2番手をキープ。ママコチャは5番手を進み、サトノレーヴはそれを前に見る6番手、ナムラクレアは10番手付近を追走した。
前の2頭に競りかける馬がいなかったためペースは上がらずとなり、前半3ハロンは33秒7と、GⅠとしてはかなりのスロー。それを感じ取ったのであろう武豊騎手とジューンブレアと、三浦騎手とウインカーネリアンはお互いに十分な手応えを残して後続をやや引き離しながら直線へと向く。3番手のピューロマジックとの差は3馬身。ここで勝負は2頭に絞られた。
坂下でウインカーネリアンがわずかに先んじるが、ジューンブレアもあっさりとは引き下がらず粘りに粘る。火の出るような叩き合いが200m以上にわたって続いたが、最後はウインカーネリアンがジューンブレアにアタマ差で捻じ伏せるように先頭でゴールを駆け抜けた。後半の3ハロンは33秒0という、スローペースで展開したレースらしい後傾ラップでの決着だった。
スローペースにはまった差し・追い込み勢は苦戦を強いられた。ナムラクレアは最速の上り時計32秒7の末脚を使ったが、先を行くサトノレーヴを交わして3着に上がるにとどまり、5番手で直線へ向いたママコチャはポジションを上げることができず6着に終わった。
3着には2番人気のナムラクレア(牝6歳/栗東・長谷川浩大厩舎)、4着には1番人気のサトノレーヴ(牡6歳/美浦・堀宣行厩舎)が入り、3番人気のママコチャ(牝6歳/栗東・池江泰寿厩舎)は6着同着。香港から参戦した唯一の外国馬ラッキースワイネス(せん7歳/K.マン厩舎)は11着に終わった。
逃げにこだわる馬の少なさからスローペースが予想されるなか、積極策に出た人気薄の2頭がゴールまでもつれる激闘を繰り広げた。
先行策が予想された1番枠の5番人気ピューロマジック(牝4歳/栗東・安田翔伍厩舎)がやや抑えるところ、スプリント重賞を連続2着しているジューンブレアが13番枠からハナを奪うと、大外16番枠の逃げをデフォルトとするウインカーネリアンが2番手をキープ。ママコチャは5番手を進み、サトノレーヴはそれを前に見る6番手、ナムラクレアは10番手付近を追走した。
前の2頭に競りかける馬がいなかったためペースは上がらずとなり、前半3ハロンは33秒7と、GⅠとしてはかなりのスロー。それを感じ取ったのであろう武豊騎手とジューンブレアと、三浦騎手とウインカーネリアンはお互いに十分な手応えを残して後続をやや引き離しながら直線へと向く。3番手のピューロマジックとの差は3馬身。ここで勝負は2頭に絞られた。
坂下でウインカーネリアンがわずかに先んじるが、ジューンブレアもあっさりとは引き下がらず粘りに粘る。火の出るような叩き合いが200m以上にわたって続いたが、最後はウインカーネリアンがジューンブレアにアタマ差で捻じ伏せるように先頭でゴールを駆け抜けた。後半の3ハロンは33秒0という、スローペースで展開したレースらしい後傾ラップでの決着だった。
スローペースにはまった差し・追い込み勢は苦戦を強いられた。ナムラクレアは最速の上り時計32秒7の末脚を使ったが、先を行くサトノレーヴを交わして3着に上がるにとどまり、5番手で直線へ向いたママコチャはポジションを上げることができず6着に終わった。