大相撲ロンドン公演は現地時間10月15日の初日を前に、すでにイギリス国内で大きな話題となっている。34年ぶりの同公演で、会場となるのは1991年開催時と同じロイヤル・アルバート・ホールだ。現地メディア『METORO』でも今回のイベントを目前にして、相撲についての解説や、関係者の声などを伝えている。
10月13日に配信されたロンドン公演の特集記事の中で、同メディアは、「大相撲が、長い年月を経てイギリスへ帰ってくる」と期待感を膨らませており、そのうえで、「イギリスのファンにとって、これは実に特別な機会となる」と開催についての印象を綴っている。
さらに、「刺繍入りの化粧まわしをまとい、一番ごとに古式ゆかしい儀式を行なう力士たちが、神道の伝統と日本の文化を色濃く残すこの競技をロイヤル・アルバート・ホールで披露する」などと力士の姿も描写。仕切りや力士が投げる塩の意味、横綱土俵入りなど、一連の流れも説明するとともに、「取り組み前には、相撲の儀礼に則り、会場全体が静まり返る瞬間も訪れるだろう」とも論じている。
2度目の大相撲公演が行なわれる会場についても言及。「この格式あるイベントをロイヤル・アルバート・ホールが主催するのは大きな名誉であり、文化交流の象徴とされている。開催地として選ばれたのは、同ホールの創設100周年を記念してのことだ」と綴っている。
また、ホール責任者のジェームズ・エインスコウ氏が、今回の日程が確定した際に語ったとするコメントを紹介しており、「待った甲斐があった。世界のどの都市でも開催できたはずなのに、彼らが再びここを選んでくれたことは、我々にとって大変な名誉です」などと公演決定への想いを述べたという。
同メディアは、34年ぶりの公演開催が改めて特別な出来事であるとして、「多くの人々にとって、この催しは単なるスポーツイベントではない。日本の古代伝統が英国の地で鮮やかによみがえる瞬間であり、『すべての国々の人々のために』というロイヤル・アルバート・ホールの存在理念を体現するものでもある」などと説いている。
大の里、豊昇龍の両横綱をはじめとする力士たちの取り組みが5日間にわたり、由緒ある会場を舞台に繰り広げられるロンドン公演。日本、イギリス、両国の伝統文化が世界中にも伝わる、貴重な機会となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】日本相撲協会が公開したロイヤル・アルバート・ホールでの“土俵築”の様子
10月13日に配信されたロンドン公演の特集記事の中で、同メディアは、「大相撲が、長い年月を経てイギリスへ帰ってくる」と期待感を膨らませており、そのうえで、「イギリスのファンにとって、これは実に特別な機会となる」と開催についての印象を綴っている。
さらに、「刺繍入りの化粧まわしをまとい、一番ごとに古式ゆかしい儀式を行なう力士たちが、神道の伝統と日本の文化を色濃く残すこの競技をロイヤル・アルバート・ホールで披露する」などと力士の姿も描写。仕切りや力士が投げる塩の意味、横綱土俵入りなど、一連の流れも説明するとともに、「取り組み前には、相撲の儀礼に則り、会場全体が静まり返る瞬間も訪れるだろう」とも論じている。
2度目の大相撲公演が行なわれる会場についても言及。「この格式あるイベントをロイヤル・アルバート・ホールが主催するのは大きな名誉であり、文化交流の象徴とされている。開催地として選ばれたのは、同ホールの創設100周年を記念してのことだ」と綴っている。
また、ホール責任者のジェームズ・エインスコウ氏が、今回の日程が確定した際に語ったとするコメントを紹介しており、「待った甲斐があった。世界のどの都市でも開催できたはずなのに、彼らが再びここを選んでくれたことは、我々にとって大変な名誉です」などと公演決定への想いを述べたという。
同メディアは、34年ぶりの公演開催が改めて特別な出来事であるとして、「多くの人々にとって、この催しは単なるスポーツイベントではない。日本の古代伝統が英国の地で鮮やかによみがえる瞬間であり、『すべての国々の人々のために』というロイヤル・アルバート・ホールの存在理念を体現するものでもある」などと説いている。
大の里、豊昇龍の両横綱をはじめとする力士たちの取り組みが5日間にわたり、由緒ある会場を舞台に繰り広げられるロンドン公演。日本、イギリス、両国の伝統文化が世界中にも伝わる、貴重な機会となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】日本相撲協会が公開したロイヤル・アルバート・ホールでの“土俵築”の様子