バドミントンの女子ダブルスでパリ五輪銅メダルの志田千陽が11月3日、都内でコンディショニングブランド『TENTIAL』の体験型イベント『TENTIAL Potential Project』に参加した。イベント後の囲み取材では、新ペアゆえの苦労した部分を明かした。
第1部では参加者30人とバドミントン講習会で交流を楽しんだ。所属する再春館製薬所のユニホーム姿で登場した志田は「短いですが、今日1日お願いします」と丁寧に挨拶。4コートを順にまわりバドミントンのアドバイスを送りつつ、お手本として腕の角度や細かい動きなどラケットを持って実践した。後半はダブルスのエキシビションマッチで汗をかき、速いスマッシュを放つなど五輪メダリストの実力を示した。
第2部では食事・睡眠・身体の使い方をテーマにトークショーを展開。「アイドルが好きなので、寝る前は好きなものを見てストレッチしながら身体を整える」「体重が落ちやすいので、試合がない期間は多めに食べている」など、試合前のルーティーンを告白した。
さらに参加者からの質問で、バドミントンを続けるうえで一番大切にしている価値観は「努力を惜しまない。妥協しない」と回答。「試合中で良くないプレーのときは自分自身に焦っている、自分の方向に意識が向いていると良くない。相手の癖、プレー、何をしたいのか相手の心理状況を読むこと。相手に矢印を向け、相手と戦うことを意識している」と、ダブルスならではの考え方を語り参加者の関心を誘った。
8月の世界選手権を最後に、パリ五輪をともに戦った松山奈未との“シダマツ”ペアを解消した志田。9月に新ペアを結成した五十嵐(旧姓:東野)有紗とのコンビでは、最初の3試合の時に「嚙み合わないところが多かった」と率直な感想を吐露。「自分自身いろいろ動かなきゃいけなかったり、変えなきゃいけないところがあり課題だらけで終わってしまった。今まで11年のコンビネーションというのは、やっぱり無意識でできていたことがたくさんあるなと思った」と振り返り、改めてゼロからのスタートに苦労したという。
それでも大会を重ねるごとに、徐々にコンビネーションは磨かれた。ヨーロッパ遠征の時には「後衛での打ち分けの幅が増えた」と実感。「4大会目からは自分たちのストロングポイントが見え、ちょっとずつ前に進んできている」と確かな手応えを得た。
次戦は今月11日に開催する熊本マスターズに出場予定。「自分のチームの再春館製薬所も熊本にあり、熊本で行なわれる国際大会というのは本当に貴重だと思う。悔しいで終わらないようにしたい」と意気込んだ。「熊本はいつも自分が住んでいるところなので、どこに何があるのか全部わかっている。ご飯も食べたいものはすぐに行ける」とプラス材料を並べ、食事も楽しめると笑みを浮かべた。
2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得へ、無限の可能性を秘める新ペアに期待だ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】TENTIAL Potential Project Vol.1に参加した志田千陽を特集!
【画像】まさに秋田美人!世界が惚れる“バドミントン界のアイドル”志田千陽を厳選ショットでお届け!
第1部では参加者30人とバドミントン講習会で交流を楽しんだ。所属する再春館製薬所のユニホーム姿で登場した志田は「短いですが、今日1日お願いします」と丁寧に挨拶。4コートを順にまわりバドミントンのアドバイスを送りつつ、お手本として腕の角度や細かい動きなどラケットを持って実践した。後半はダブルスのエキシビションマッチで汗をかき、速いスマッシュを放つなど五輪メダリストの実力を示した。
第2部では食事・睡眠・身体の使い方をテーマにトークショーを展開。「アイドルが好きなので、寝る前は好きなものを見てストレッチしながら身体を整える」「体重が落ちやすいので、試合がない期間は多めに食べている」など、試合前のルーティーンを告白した。
さらに参加者からの質問で、バドミントンを続けるうえで一番大切にしている価値観は「努力を惜しまない。妥協しない」と回答。「試合中で良くないプレーのときは自分自身に焦っている、自分の方向に意識が向いていると良くない。相手の癖、プレー、何をしたいのか相手の心理状況を読むこと。相手に矢印を向け、相手と戦うことを意識している」と、ダブルスならではの考え方を語り参加者の関心を誘った。
8月の世界選手権を最後に、パリ五輪をともに戦った松山奈未との“シダマツ”ペアを解消した志田。9月に新ペアを結成した五十嵐(旧姓:東野)有紗とのコンビでは、最初の3試合の時に「嚙み合わないところが多かった」と率直な感想を吐露。「自分自身いろいろ動かなきゃいけなかったり、変えなきゃいけないところがあり課題だらけで終わってしまった。今まで11年のコンビネーションというのは、やっぱり無意識でできていたことがたくさんあるなと思った」と振り返り、改めてゼロからのスタートに苦労したという。
それでも大会を重ねるごとに、徐々にコンビネーションは磨かれた。ヨーロッパ遠征の時には「後衛での打ち分けの幅が増えた」と実感。「4大会目からは自分たちのストロングポイントが見え、ちょっとずつ前に進んできている」と確かな手応えを得た。
次戦は今月11日に開催する熊本マスターズに出場予定。「自分のチームの再春館製薬所も熊本にあり、熊本で行なわれる国際大会というのは本当に貴重だと思う。悔しいで終わらないようにしたい」と意気込んだ。「熊本はいつも自分が住んでいるところなので、どこに何があるのか全部わかっている。ご飯も食べたいものはすぐに行ける」とプラス材料を並べ、食事も楽しめると笑みを浮かべた。
2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得へ、無限の可能性を秘める新ペアに期待だ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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