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バレーボール

石川祐希が途中出場7得点! 2セット連取される劣勢を跳ね返すパフォーマンスで大逆転勝利に貢献 “救世主”な働きをクラブ絶賛【セリエA】

THE DIGEST編集部

2025.11.13

劣勢から石川の強打が炸裂。逆転勝利の起爆剤になった。画像提供:Sir Susa Scai Perugia

劣勢から石川の強打が炸裂。逆転勝利の起爆剤になった。画像提供:Sir Susa Scai Perugia

 現地11月9日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2025-26シーズン第6節が行なわれ、男子日本代表の主将・石川祐希が所属するシル スーザ スカイ・ペルージャは、ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァとアウェーで対戦。セットカウント3-2(20-25、11-25、25-21、25-21、15-8)で2セットダウンから大逆転勝利を収め、開幕からの無敗を死守した。

 ペルージャは全勝で並ぶヴェローナに勝点1差で首位を譲り、前節終了時点で2位。先発はSがイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPは元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBがアルゼンチン代表アグスティン・ロセルとイタリア代表ロベルト・ルッソ、Lに元イタリア代表マッシモ・コラチ。OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキを起用し、石川は2戦ぶりにベンチから試合開始を見守った。〈S=セッター、OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、L=リベロ〉

 6位ピアチェンツァは、チヴィタノーヴァの司令塔マッティアを息子に持つダンテ・ボニファンテ監督が新指揮官に就任。メインセッターとして4シーズン活躍したフランス代表アントワーヌ・ブリザールがSVリーグの大阪ブルテオンへ移籍した今季は、石川がミラノ2年目から3シーズンにわたりともに主力を務めたパオロ・ポッロ(イタリア)が後継を担う。

 イタリア代表の次世代OPと評され2023年U21世界選手権銀メダリストの21歳アレッサンドロ・ボヴォレンタ、威力抜群サーブと攻撃力が魅力のOHトルコ代表エフェ・ラマザン・マンディラチとキューバ代表ホセ・ミゲル・グティエレス。若手アタッカー陣を支えるベテランMBコンビのキューバ代表ロベルトランディ・シモンとイタリア代表ジャンルーカ・ガラッシ、イタリア代表Lドメニコ・パーチェで先発を組んだ。
 
 第1セット、ペルージャは序盤にブレーク3本を許して劣勢が続く。中盤にサーブで相手レセプションを崩したプロトニツキがダイレクトで自陣へ戻ったボールをアウトと見込むも、これがラインをかすめてイン。ビハインドが4点へと広がる。セメニウクのエースでやっと後半にこの日1本目のブレークを奪うが依然として攻撃のリズムは戻らず、13-18とされたところでセッターを交代。体調不良を押して出場したジャンネッリからトップリーグ初参戦の18歳ブライアン・アルジラゴスに替える。相手にセットポイント(17-24)を握られた後、ルッソのエースを挟みブロック2本で奮闘するが試合を先行されてしまう。

 アルジラゴスに司令塔を託して第2セットをスタート。再び序盤にビハインドを負うと、アタックでミスが出たセメニウクに替えて石川を送り込む。だが、プロトニツキと石川も誤打と被ブロックで失点。ペルージャは、らしからぬ攻撃パフォーマンスが続いて試合に入り込めない。アンジェロ・ロレンツェッティ監督は「私の中で史上最悪」とタイムアウトでこぼすほどの低調なアタックに、ベンチは選手交代で突破口を探るも状況は好転せず。ブレークは0本、チームのアタック決定率は1セット目の22%から18%へとさらに下降して窮地に追い込まれた。
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