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【F1】戴冠か5連覇か...タイトル争いでのマクラーレン勢の“懸念点”を現地メディアが指摘 角田裕毅は「2021年のペレス」になれるか

THE DIGEST編集部

2025.11.28

現在ドライバーズランキング首位のノリス(左)と同3位のフェルスタッペン(右)。(C)Getty Images

 ランド・ノリス、オスカー・ピアストリのマクラーレン勢によるドライバーチャンピオン争いの構図に変わりはないと思われていた今季のF1。しかし、後半戦に入ってマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が驚異的な追い上げを見せており、第22戦ラスベガスGPで状況がにわかに変わった。

 この市街地レースでは、2番グリッドのフェルスタッペンがスタート直後にトップに立ち、最後までポジションをキープ。ポールポジションのノリスも2位でフィニッシュしたため、ノリスの圧倒的有利は変わらないはずだったが、レース後に車両規定違反でなんとマクラーレン勢が失格に。フェルスタッペンとピアストリは同ポイント(366)で並び、ポイントリーダーのノリスとの差も24にまで縮まった。

 残り2戦。今週末のカタールGPではスプリントも実施されるため、この「2.5レース」での3者によるポイント争奪戦はこれまで以上に熾烈を極めるだろう。ノリスがカタールでライバル2人とのポイント差を26点以上に広げてしまえば、戴冠は決定するが、今季ここまでの過程を振り返れば、最後にまた新たなドラマが生まれる可能性も否定できない。
 
 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、この最後の「三つ巴」において何がタイトルの行方を左右するのかを特集している。ポイントとしてまず挙げたのが、ドライバー体制だ。絶対的エースがいるレッドブルと違い、マクラーレンはチームメイト同士が争いの当事者となるため、「両者には確実に緊張が生まれているはず」で、その戦いには「リスクが伴う」という。

 また、タイトル争いの「経験」の重要性も挙げ、マクラーレン勢が「未知の領域」にいるのに対し、フェルスタッペンは昨季までに4年連続で王座獲得を果たした実績がある。ノリスは前述の通り、数字的に有利な状況にあるが、同メディアは「少し慎重に走ったり、リスクを減らしたりすることが、逆にミスの原因となりうる。とりわけ初のタイトル争いに臨むノリスとピアストリにとっては、なおさらである」と指摘する。

 また、「予選」の重要性も強調しており、「サマーブレイク以降、7戦連続でポールシッターがレースを制した。この流れが止まったのはラスベガスGPだが、フェルスタッペンは実質全周回でトップを守っており、トップ争いでのオーバーテイクがいかに難しいか証明している」と説明。そして残り2戦についても「カタールとアブダビはどちらもオーバーテイクが難しいサーキットであり、予選には大きなプレッシャーがかかる」と予想した。
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