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「いますごく調子がいい」白井空良、堂々トップで決勝へ! 夜は“いつもの仲間とスマブラ”&長井太雅の誕生日祝いでリラックス【スケートボード】

THE DIGEST編集部

2025.11.30

準決勝をトップで突破した白井空良。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 11月29日、スケートボード・ストリート種目の国際大会「ワールドスケートボードストリート2025 北九州 -グランドファイナル-」の男子準決勝が福岡・北九州メッセで行なわれ、今年のローマ大会覇者・白井空良(そら)が合計161.77点(ラン:72.71点、ベストトリック:89.06点)で首位通過し、決勝進出を決めた。

 白井は準決勝のベストトリックで圧巻の大技「キャバレリアルバックサイド・テールスライド・ビッグスピンアウト」を誰が見ても納得の形でメイク。この日、最高得点となる89.06点をマークした。着地した瞬間、ソードセレブレーション(刀を振り下ろすポーズ)を見せ、会場を大いに沸かせた。

 試合後は「いま、すごく調子がいいです」と手応えを語り、「1位を狙いたい」と力強い金メダル宣言が飛び出した。
 
 さらに白井は、決勝を控えた夜(29日)の過ごし方について「いつも通りみんなと夜中までスマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ)をします。全然アスリートっぽくないですけど...夜中といっても10時ぐらいなんですけど」と明かし、気の合う仲間と普段通りのペースで過ごすと笑った。メダルがかかった緊張を漂わせる決勝前夜でも、仲間たちと過ごす何気ない時間こそが、24歳のスケーターにとって一番のリラックス法のようだ。

 さらに「(29日は)太雅の誕生日なんで、決勝ですけどいつも通りみんなと...」と笑顔で話し、この日19歳となった長井太雅を仲間と一緒にお祝いするという。ちなみに、その長井はベストトリックで85.93点の高得点を叩き出したものの、合計136.92点で10位にとどまり、決勝進出ボーダーの8位には惜しくも届かなかった。

 勝負の決勝は30日の13時40分にスタート。常に飾らない白井が、大舞台でどんな滑りを見せてくれるのか。面倒見の良い兄貴肌のトップスケーターから目が離せない。

取材・文●栁下大護(THE DIGEST編集部)

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