F1第23戦のカタール・グランプリは11月30日に決勝が行なわれ、レッドブルの角田裕毅は15番グリッドからのスタートで10位入賞を飾り、今季7回目(スプリントを含めると11回目)のポイント圏内フィニッシュを果たした。
我慢を強いられたレースの後、彼は「今週末は全体的にかなり満足しています。スプリントでの堅実な結果と、今夜のポイント獲得。入賞圏内に入るために全力を尽くし、最終的にそこに到達できました」とポジティブな感想を明かし、以下のようにコメントを続けている(F1公式サイト『F1.com』より)。
「今夜のレースは本当に難しかったです。車のフィーリングは良く、ペースも悪くありませんでしたが、サーキットの特性と2ストップ義務のルールが難しさを増やしました。高速コーナーが多く、DRSゾーンが1つしかないので、オーバーテイクはほぼ不可能で、全員が苦しみました。セーフティーカーが出てからは、どのドライバーも戦略がほぼ固定されてしまい、ポジションを上げるのがさらに難しくなりました」
3番グリッドからのスタートで今季7勝目を挙げて年間王者の可能性をぐっと高めたチームメイトにも言及し、「ここ数戦、チームは僕に強力な車を用意してくれていて、僕もマックス(・フェルスタッペン)になるべく近い位置にいられるよう努めてきました。来週末も同じようにできればと思います。彼がまた勝利を手にする姿を見るのはすごく印象的でしたし、アブダビではできる限り、彼を助けたいと思います」と、チームへの貢献を誓った。
またメディアのインタビューでは、ここまでの自身のパフォーマンスについて「自分が何をできるか示せていると思います。僕の代わりに、他のドライバーがこれほど安定してマックスに近い位置で走れるとは思いません。少なくとも、僕の記憶が正しければ、ここ数年でそのようなドライバーはあまり見ていません。僕はそれを成し遂げました。今はもう、(結果を残すのは)時間の問題だと思います」と、自信を窺わせている(ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』より)。
レッドブルのローラン・メキース代表から「ユウキは(15番手スタートから)挽回してポイントを獲得した。DRSトレインから抜け出した後の彼のペースは、有望なものだった」と称賛された日本人ドライバーのレースを、『F1.com』は「角田は後方から激しく戦い、わずかに入賞圏には届かないかと思われたが、終盤にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がパンクに見舞われたことで、10位へと繰り上がった」と伝えた。
フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「角田はスプリントでトップ5に入るなど、全体的に良好な週末を送り、決勝でも1ポイントをもぎ取った。このレッドブルのドライバーは、メインレースのための予選が悪かったことだけを嘆いているが、フェルスタッペンとの差が全体的にそれほど大きくなかったことで、失敗を和らげようとしている」と綴っている。
角田については、やはり来季の去就が最大の注目ポイントとなっており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「カタールGPの勝者と敗者」と題した記事において、角田をどちらかに選定することはなかったが、「勝者」のひとりとしたリアム・ローソン(レーシングブルズ/9位フィニッシュ)の寸評で、以下のように彼のシート争いのライバルについても言及した。
「プレッシャーがかかる中、ユウキはルサイルでより良い週末を過ごし、スプリントと決勝の両方でポイントを獲得し、さらに初めて予選でフェルスタッペンを上回った。しかし、予選でより良い結果を出し、レース中もタイトな中団グループ内に留まり続け、角田に1.7秒差をつけてチェッカーを受けたのはローソンだった。ともに2026年に向けてレッドブルのプロジェクトの中に残ることを目指している中、この結果はローソンにとって転機となる可能性がある」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ACミランの世界的スーパースターも角田裕毅に敬意
我慢を強いられたレースの後、彼は「今週末は全体的にかなり満足しています。スプリントでの堅実な結果と、今夜のポイント獲得。入賞圏内に入るために全力を尽くし、最終的にそこに到達できました」とポジティブな感想を明かし、以下のようにコメントを続けている(F1公式サイト『F1.com』より)。
「今夜のレースは本当に難しかったです。車のフィーリングは良く、ペースも悪くありませんでしたが、サーキットの特性と2ストップ義務のルールが難しさを増やしました。高速コーナーが多く、DRSゾーンが1つしかないので、オーバーテイクはほぼ不可能で、全員が苦しみました。セーフティーカーが出てからは、どのドライバーも戦略がほぼ固定されてしまい、ポジションを上げるのがさらに難しくなりました」
3番グリッドからのスタートで今季7勝目を挙げて年間王者の可能性をぐっと高めたチームメイトにも言及し、「ここ数戦、チームは僕に強力な車を用意してくれていて、僕もマックス(・フェルスタッペン)になるべく近い位置にいられるよう努めてきました。来週末も同じようにできればと思います。彼がまた勝利を手にする姿を見るのはすごく印象的でしたし、アブダビではできる限り、彼を助けたいと思います」と、チームへの貢献を誓った。
またメディアのインタビューでは、ここまでの自身のパフォーマンスについて「自分が何をできるか示せていると思います。僕の代わりに、他のドライバーがこれほど安定してマックスに近い位置で走れるとは思いません。少なくとも、僕の記憶が正しければ、ここ数年でそのようなドライバーはあまり見ていません。僕はそれを成し遂げました。今はもう、(結果を残すのは)時間の問題だと思います」と、自信を窺わせている(ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』より)。
レッドブルのローラン・メキース代表から「ユウキは(15番手スタートから)挽回してポイントを獲得した。DRSトレインから抜け出した後の彼のペースは、有望なものだった」と称賛された日本人ドライバーのレースを、『F1.com』は「角田は後方から激しく戦い、わずかに入賞圏には届かないかと思われたが、終盤にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がパンクに見舞われたことで、10位へと繰り上がった」と伝えた。
フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「角田はスプリントでトップ5に入るなど、全体的に良好な週末を送り、決勝でも1ポイントをもぎ取った。このレッドブルのドライバーは、メインレースのための予選が悪かったことだけを嘆いているが、フェルスタッペンとの差が全体的にそれほど大きくなかったことで、失敗を和らげようとしている」と綴っている。
角田については、やはり来季の去就が最大の注目ポイントとなっており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「カタールGPの勝者と敗者」と題した記事において、角田をどちらかに選定することはなかったが、「勝者」のひとりとしたリアム・ローソン(レーシングブルズ/9位フィニッシュ)の寸評で、以下のように彼のシート争いのライバルについても言及した。
「プレッシャーがかかる中、ユウキはルサイルでより良い週末を過ごし、スプリントと決勝の両方でポイントを獲得し、さらに初めて予選でフェルスタッペンを上回った。しかし、予選でより良い結果を出し、レース中もタイトな中団グループ内に留まり続け、角田に1.7秒差をつけてチェッカーを受けたのはローソンだった。ともに2026年に向けてレッドブルのプロジェクトの中に残ることを目指している中、この結果はローソンにとって転機となる可能性がある」
構成●THE DIGEST編集部
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