専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
マラソン・駅伝

「ペースメーカーが一番走れてる説」元日本記録保持者の好走に視線集中!青学大・原監督も「復活する姿が見たい」

THE DIGEST編集部

2025.12.07

今年は設楽悠太と上野裕一郎のふたりが福岡国際マラソンのペースメーカーを務めた。写真:森田直樹/アフロスポーツ

今年は設楽悠太と上野裕一郎のふたりが福岡国際マラソンのペースメーカーを務めた。写真:森田直樹/アフロスポーツ

 MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソン2025が12月7日、平和台公園陸上競技場を発着地として行なわれ、バイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝を飾った。2028年ロサンゼルス五輪選考会となるMGCの出場権を懸けたレースでは、スタートからかつて陸上長距離界を沸かせた有名ランナーがペースメーカーとして先頭を引っ張り、SNSでも話題となった。
 
 スタートから先頭集団を引っ張ったのは、箱根駅伝や都道府県駅伝などで印象的な活躍を見せてきた設楽悠太と上野裕一郎だ。設定タイム1キロ3分、42.195キロでは2時間6分30秒というペースで、予定の20キロ付近まで設定通りのタイムで走行。15キロ過ぎからは、設楽が外国人選手を中心とする先頭グループを引っ張り、解説の青山学院大陸上部の原晋監督が「久しぶりに設楽君の元気に走る姿が見られて嬉しい。もう一度、マラソンで復活する姿が見たい」と元マラソン日本記録保持者のカムバックを期待する場面もあった。

 予定の20キロ過ぎまで、ペースメーカーとして先頭を引っ張った設楽だが、日本人選手がなかなか先頭グループに付いていけていない現状に、原監督は「設楽君がペースを上げたわけじゃないのに、他の日本人選手が付いていけないのはどういうわけですかね」と苦言を呈する場面も。「このままいってほしいくらいですね」と完走も期待した。ほどなくして設楽は離脱したが、レース前半ではその存在が際立った。

 久々に大舞台での走りを目にしたファンからは、「設楽弟がペースメーカーとか贅沢だな~」「ペースメーカーに設楽は贅沢すぎる」「豪華なペースメーカー」と先頭を引っ張るシーンに歓喜のコメントが寄せられたが、20キロ付近になると、「ペースメーカーの設楽が一番走れてる説」「ペースメーカーの設楽が良すぎる」「原監督が言うように最後まで行って欲しいくらいだわ笑」「途中から見た人は、設楽選手が先頭だと思ったのでは?」などと日本人選手を叱咤激励しつつ設楽を称賛する声が寄せられた。

 レースは30キロを過ぎて集団が崩れ、35キロ過ぎからはイエグゾー、西山雄介、細谷恭平らが抜け出して先頭争い。40キロ付近でイエグゾー、西山の争いに絞られたが、前者のロングスパートが決まり、7秒差で逃げ切った。西山は昨年に続く2位となり、リベンジはならなかった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】元日本記録保持者らが引っ張り福岡国際マラソンがスタート
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    12月12日(金)発売

    定価:980円 (税込)
  • world_soccer_digest

    12月4日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    11月20日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    10月16日(木)発売

    定価:1650円 (税込)
  • slugger

    11月25日(火)発売

    定価:1100円 (税込)