現地12月10日、バレーボールの欧州クラブ王者を決定する2025-26シーズンCEVチャンピオンズリーグ(CL)4回戦グループステージ・ファーストレグ第1戦が行なわれた。男子日本代表の主将・石川祐希が所属するシル シコマ モニーニ・ペルージャは、VK Lvi・プラハ(チェコ)とホームで対戦。セットカウント3-1(24-26、25-18、25-18、25-19)で勝利を収め、大会連覇へ向けて白星発進した。
前回大会でクラブ史上初となる欧州王座のタイトルを勝ち取ったペルージャ。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今季初戦の先発は、OHに膝の負傷から復帰の石川とポーランド代表カミル・セメニウク、司令塔がイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、MBの元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレに、新加入組からOPのクロアチア代表ガブリエル・ツヴァンツィゲル、イタリア出身のMBフェデリコ・クロザートとLマルコ・ガッジーニの3選手を起用した。〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉
対戦相手のプラハは、昨季の国内リーグ・プレーオフ決勝を2連敗から逆転で制し、2季ぶり2度目の優勝を飾った。チームの中核を担うのは、アルゼンチン代表としてロンドン五輪に出場した36歳のMBパブロ・クレール。複数の国際大会で個人賞を獲得した頼れるベテランだ。主力セッターをはじめメンバーの半数以上を入れ替えた今季のレギュラーシーズンは直近4連勝で3位につけている。
第1セット、ジャンネッリのブロックを手始めにブレーク3本を成功させて万全のスタートを切ったペルージャ。相手のミス頻発とツヴァンツィゲルのエースで中盤にリードを最大6点まで広げる。
だが、後半にかけてサーブミスの後にレセプションが乱れ、2点差まで巻き返される。石川は後衛ライトから自身1得点目のアタックでサイドアウトを奪ってリードを守るも、終盤にレセプションを崩されてエースを献上。1点差から相手にブロックと再びエースを決められて逆転を許した後、ラリーを落としてビハインド2点へと後退する。そこで、石川に替えてOHのチェコ共和国代表ドノヴァン・ジャヴォロノクを投入。その後、23-23、24-24と2度にわたり相手の背中を捉えたペルージャだったが、最後はセメニウクの打球がネットにかかり、このセットを落とした。
第2セットは、開始からコートへ戻った石川がジャンネッリの好守を得点に変えるなど前半にレフト攻撃で3得点をもたらす。ペルージャは5点リードから再び不安定なレセプションにより点差を詰められるが、10-8からジャンネッリとセメニウクがブロックで相手の攻撃を続けざまに阻止するなどしてソレのサーブで4連続ブレーク。さらにジャンネッリのエースが飛び出し17-10とすると、そのリードを堅守して石川のバックアタックでセットポイントを引き寄せ、試合を振り出しへ戻した。
ペルージャは第3セットも早々にリードを手に入れる。後半に入り相手にエースを決められるが、その直後に石川がレフトからの高速ノールック弾で連続ブレークを阻止して15-11。すると負傷明けの背番号14をベンチへ下げ、1セット目と同じくジャヴォロノクを起用する。以降、相手のブレークを1本にとどめて反撃の機会を奪い白星に王手をかけた。
石川をベンチに置きセメニウクの対角をジャヴォロノクに任せて臨んだ第4セットは、リードが僅差のまま序盤を終える。相手サーブで迎えた9-7の場面でポジショナルフォルト(アウトオブポジション)、続いてネットインエースを与えた後に得点を奪われて逆転を許し9-10。だが、直ちに同点へ戻すとクロザートと替わりコートインした主力MBのアルゼンチン代表アグスティン・ロセルが流れを呼び込む。まずは2連続ブロックでたたみ掛け、セメニウクのエースの後にサーブでも貢献して17-11。この勢いを最後まで手放さなかったペルージャが連覇へ向けて白星発進した。
前回大会でクラブ史上初となる欧州王座のタイトルを勝ち取ったペルージャ。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今季初戦の先発は、OHに膝の負傷から復帰の石川とポーランド代表カミル・セメニウク、司令塔がイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、MBの元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレに、新加入組からOPのクロアチア代表ガブリエル・ツヴァンツィゲル、イタリア出身のMBフェデリコ・クロザートとLマルコ・ガッジーニの3選手を起用した。〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉
対戦相手のプラハは、昨季の国内リーグ・プレーオフ決勝を2連敗から逆転で制し、2季ぶり2度目の優勝を飾った。チームの中核を担うのは、アルゼンチン代表としてロンドン五輪に出場した36歳のMBパブロ・クレール。複数の国際大会で個人賞を獲得した頼れるベテランだ。主力セッターをはじめメンバーの半数以上を入れ替えた今季のレギュラーシーズンは直近4連勝で3位につけている。
第1セット、ジャンネッリのブロックを手始めにブレーク3本を成功させて万全のスタートを切ったペルージャ。相手のミス頻発とツヴァンツィゲルのエースで中盤にリードを最大6点まで広げる。
だが、後半にかけてサーブミスの後にレセプションが乱れ、2点差まで巻き返される。石川は後衛ライトから自身1得点目のアタックでサイドアウトを奪ってリードを守るも、終盤にレセプションを崩されてエースを献上。1点差から相手にブロックと再びエースを決められて逆転を許した後、ラリーを落としてビハインド2点へと後退する。そこで、石川に替えてOHのチェコ共和国代表ドノヴァン・ジャヴォロノクを投入。その後、23-23、24-24と2度にわたり相手の背中を捉えたペルージャだったが、最後はセメニウクの打球がネットにかかり、このセットを落とした。
第2セットは、開始からコートへ戻った石川がジャンネッリの好守を得点に変えるなど前半にレフト攻撃で3得点をもたらす。ペルージャは5点リードから再び不安定なレセプションにより点差を詰められるが、10-8からジャンネッリとセメニウクがブロックで相手の攻撃を続けざまに阻止するなどしてソレのサーブで4連続ブレーク。さらにジャンネッリのエースが飛び出し17-10とすると、そのリードを堅守して石川のバックアタックでセットポイントを引き寄せ、試合を振り出しへ戻した。
ペルージャは第3セットも早々にリードを手に入れる。後半に入り相手にエースを決められるが、その直後に石川がレフトからの高速ノールック弾で連続ブレークを阻止して15-11。すると負傷明けの背番号14をベンチへ下げ、1セット目と同じくジャヴォロノクを起用する。以降、相手のブレークを1本にとどめて反撃の機会を奪い白星に王手をかけた。
石川をベンチに置きセメニウクの対角をジャヴォロノクに任せて臨んだ第4セットは、リードが僅差のまま序盤を終える。相手サーブで迎えた9-7の場面でポジショナルフォルト(アウトオブポジション)、続いてネットインエースを与えた後に得点を奪われて逆転を許し9-10。だが、直ちに同点へ戻すとクロザートと替わりコートインした主力MBのアルゼンチン代表アグスティン・ロセルが流れを呼び込む。まずは2連続ブロックでたたみ掛け、セメニウクのエースの後にサーブでも貢献して17-11。この勢いを最後まで手放さなかったペルージャが連覇へ向けて白星発進した。
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