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ギネス世界記録保持者・荻原大翔、5回転半の大技メイクでスノーボード・ビッグエアW杯3度目V「自分らしい滑りができてうれしい」初の五輪代表確実

THE DIGEST編集部

2025.12.16

男子ビッグエア(BA)ワールドカップ(W杯)第3戦で優勝した荻原。(C)Getty Images

男子ビッグエア(BA)ワールドカップ(W杯)第3戦で優勝した荻原。(C)Getty Images

 スノーボード男子ビッグエア(BA)ワールドカップ(W杯)の2023年スイス・クール大会と24年中国・北京大会を制した荻原大翔(ひろと)が12月13日、米コロラド州スチームボートで行なわれた男子BA・W杯第3戦の決勝に出場。合計180.25点を記録し、3度目の優勝を飾った。

 決勝の3本目、荻原は「バックサイド1980(背を進行方向へ向けて5回転半)テールグラブ(進行方向とは逆側の板の端を掴む)」を成功。決勝の最高得点となる94.75点をマークし、合計180.25点で今大会を制した。
 

  試合後、荻原はインスタグラムに「スチームボートで開催されたビッグエアW杯で優勝しました!自分らしい滑りができて、本当にうれしいです」と喜びを投稿した。

 さらに2位の21歳・木村葵来(きら)と3位の17歳オリバー・マーティン(アメリカ)について、「2人とも信じられないくらいヤバいライディングでした」と健闘を称えた。

 荻原は、ミラノ・コルティナ五輪で同一種目として扱われるビッグエアとスロープスタイル(SS)で今大会2位の木村とともに五輪出場を確実なものとした。

 日本男子の五輪代表は、選考対象となる米アスペンでの男女SS・W杯第1戦(来年1月10日)と、スイス・ラークスで開催される第2戦(同18日)の残り2大会の結果を踏まえ、正式に発表される予定だ。

 今年1月25日に米コロラド州アスペンで行なわれたアクションスポーツの国際競技会「Xゲームズ」の男子BAに参戦した荻原は、世界で初めて6回転半の超大技「バックサイド2340(背中側への回転で6回転半)メロングラブ(かかと側を掴む)」を披露して優勝。

 9月にはこのトリックがギネス世界記録にも認定された。“スピンマスター”の称号を手にした20歳が、五輪という大舞台で、どんなトリックを披露してくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】荻原大翔がW杯第3戦&ギネス世界記録の圧巻トリック
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