フィギュアスケートの全日本選手権が12月19日、東京・代々木第一体育館で行なわれ、男子ショートは北京五輪銀メダルの鍵山優真が104.27点でトップ発進。大会連覇を視界に捉えた。2位には三浦佳生(95.65点)、3位は中田璃士(89.91点)が続いた。
前回王者の鍵山は冒頭で4回転+3回転のトウループを着氷。2つ目の4回転サルコウは高さのある鋭い回転で降り、GOE(出来栄え点)の速報値は高い加点を得た。後半のトリプルアクセルは降りた後にややバランスを崩すが、滑らかなスケーティングでつないだ。
細かいミスはあったものの、安定感ある演技で唯一の100点超え。明日のフリーに弾みをつけた。
2位には初の五輪代表を狙う三浦。4回転サルコウ+3回転トウループ、トリプルアクセルを成功。3つ目の4回転トウループは着氷をこらえて、最後まで滑り切った。演技後は両手で力強いガッツポーズが飛び出た。
昨季世界ジュニア王者に輝いた17歳の中田が3位につけた。最初の4回転+3回転のトウループを成功すると、会場の手拍子の後押しもあり勢いにのった。前回大会は2位に食い込んだ若武者が連続表彰台のチャンス十分だ。
今大会は来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねている。ゆえに男子シングル出場枠「3」を巡り、例年以上に大きな注目が集まっている。
▼全日本フィギュア選手権 男子ショート結果(上位6位まで)
1位 鍵山優真 104.27点
2位 三浦佳生 95.65点
3位 中田璃士 89.91点
4位 友野一希 88.05点
5位 佐藤駿 87.99点
6位 山本草太 82.21点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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前回王者の鍵山は冒頭で4回転+3回転のトウループを着氷。2つ目の4回転サルコウは高さのある鋭い回転で降り、GOE(出来栄え点)の速報値は高い加点を得た。後半のトリプルアクセルは降りた後にややバランスを崩すが、滑らかなスケーティングでつないだ。
細かいミスはあったものの、安定感ある演技で唯一の100点超え。明日のフリーに弾みをつけた。
2位には初の五輪代表を狙う三浦。4回転サルコウ+3回転トウループ、トリプルアクセルを成功。3つ目の4回転トウループは着氷をこらえて、最後まで滑り切った。演技後は両手で力強いガッツポーズが飛び出た。
昨季世界ジュニア王者に輝いた17歳の中田が3位につけた。最初の4回転+3回転のトウループを成功すると、会場の手拍子の後押しもあり勢いにのった。前回大会は2位に食い込んだ若武者が連続表彰台のチャンス十分だ。
今大会は来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねている。ゆえに男子シングル出場枠「3」を巡り、例年以上に大きな注目が集まっている。
▼全日本フィギュア選手権 男子ショート結果(上位6位まで)
1位 鍵山優真 104.27点
2位 三浦佳生 95.65点
3位 中田璃士 89.91点
4位 友野一希 88.05点
5位 佐藤駿 87.99点
6位 山本草太 82.21点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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