フィギュアスケートの全日本選手権が12月19日、東京・代々木第一体育館で女子ショートが行なわれ、3度の世界女王・坂本花織が79.43点で首位発進。0.1点差でジュニアグランプリファイナル4連覇の島田麻央が、3位にはグランプリファイナル2位の中井亜美が続く僅差の結果になり、17歳コンビが好位置につけた。
最初に会場の度肝うを抜く演技を見せたのは島田だった。スーパー女子高生は冒頭で大技トリプルアクセルを簡単に決めると、その後もジャンプもノーミス。スピン、ステップは最高評価のレベル4を獲得し、国際連盟(ISU)非公式ながら自己ベストを4点以上も上回る高得点をマークした。
島田の会心演技後、大きなプレッシャーがかかるなか、同じく17歳の中井も綺麗な軌道からトリプルアクセルを成功。こちらもノーミス演技で完走し、フィニッシュ後は控え目に両手でガッツポーズした。
若手2人が勢いある演技で会場を支配するなか、日本のエースが勝負強さをみせる。坂本は最初の3回転ルッツ、ダブルアクセルを着氷。GOE(出来栄え点)でも高い加点を得ると、コンビネーションジャンプも降りてノーミス滑走。演技後はフィニッシュポーズから左手を振り上げて喜びを爆発した。
今大会は来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねている。ゆえに代表争いが熾烈な女子シングルの出場枠「3」を巡り、例年以上に大きな注目が集まっている。日本女子初の3大会連続オリンピック出場を目指す坂本が好スタートを切るなど、役者と新星が大舞台にふさわしい好演技を披露。勝負は21日のフリーで決着する。
▼全日本フィギュア選手権 女子ショート結果(トップ6まで)
1位 坂本花織 79.43点
2位 島田麻央 79.33点
3位 中井亜美 77.50点
4位 千葉百音 74.60点
5位 岡 万佑子 73.20点
6位 渡辺倫果 71.36点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【記事】熾烈極める女子ミラノ五輪代表争い 引退表明の三原舞依3番、千葉百音20番、中井亜美24番、坂本花織は28番【全日本フィギュア/女子ショート】
【画像】男子・鍵山優真は21番、女子・坂本花織は28番!全日本フィギュア選手権の開会式&滑走順抽せんの様子を特集
最初に会場の度肝うを抜く演技を見せたのは島田だった。スーパー女子高生は冒頭で大技トリプルアクセルを簡単に決めると、その後もジャンプもノーミス。スピン、ステップは最高評価のレベル4を獲得し、国際連盟(ISU)非公式ながら自己ベストを4点以上も上回る高得点をマークした。
島田の会心演技後、大きなプレッシャーがかかるなか、同じく17歳の中井も綺麗な軌道からトリプルアクセルを成功。こちらもノーミス演技で完走し、フィニッシュ後は控え目に両手でガッツポーズした。
若手2人が勢いある演技で会場を支配するなか、日本のエースが勝負強さをみせる。坂本は最初の3回転ルッツ、ダブルアクセルを着氷。GOE(出来栄え点)でも高い加点を得ると、コンビネーションジャンプも降りてノーミス滑走。演技後はフィニッシュポーズから左手を振り上げて喜びを爆発した。
今大会は来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねている。ゆえに代表争いが熾烈な女子シングルの出場枠「3」を巡り、例年以上に大きな注目が集まっている。日本女子初の3大会連続オリンピック出場を目指す坂本が好スタートを切るなど、役者と新星が大舞台にふさわしい好演技を披露。勝負は21日のフリーで決着する。
▼全日本フィギュア選手権 女子ショート結果(トップ6まで)
1位 坂本花織 79.43点
2位 島田麻央 79.33点
3位 中井亜美 77.50点
4位 千葉百音 74.60点
5位 岡 万佑子 73.20点
6位 渡辺倫果 71.36点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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