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モータースポーツ

英F1メディア発表の25年ランク、首位マクラーレンで2位ウィリアムズ 4位のレッドブルは「性能あるセカンドドライバーの不在で苦しんだ」

THE DIGEST編集部

2025.12.20

今季8勝、421ポイントを挙げてドライバーズタイトルまで2ポイントと迫ったフェルスタッペン(左)と33ポイント獲得に甘んじた角田(右)。(C) Getty Images

今季8勝、421ポイントを挙げてドライバーズタイトルまで2ポイントと迫ったフェルスタッペン(左)と33ポイント獲得に甘んじた角田(右)。(C) Getty Images

 英F1専門メディア『PlanetF1』は現地12月19日、2025年シーズンの全10チームそれぞれの成功度合いをランキング形式で紹介した。首位はコンストラクターズランキングで2位と364ポイント差の833ポイントを獲得して2連覇を果たしたマクラーレン。2008年以来17年ぶりのドライバーズタイトルも勝ち取った名門が堂々のトップ評価を受けた。

 2位には、コンストラクターズランキング前年9位から5位と大躍進したウィリアムズが入った。26年の新規定を見据えて異例の早さで翌年度マシンの開発を進めていた点を考慮すると、「2025年に2度の表彰台を獲得するのは驚異的だった」。ドライバーズランキングでもアレックス・アルボンが8位、新加入のカルロス・サインツが9位と両ドライバーが中堅チームとしては十分すぎる好成績を残した。

 3位はコンストラクターズランキング2位のメルセデス。新エースとなったジョージ・ラッセルは2勝を含む表彰台9回と度々3強に割って入り、ドライバーズランキング4位と健闘した。そして18歳で開幕を迎え、シーズン中に高校の卒業試験に合格したと話題になったイタリアの神童キミ・アントネッリは中盤戦でやや苦戦しながらも表彰台3回で同7位と充実のルーキーシーズンを過ごした。
 
 コンストラクターズランキング3位のレッドブルは4位評価に。同メディアは、長年チーム代表を務めてきたクリスチャン・ホーナー氏の電撃解任から、ローラン・メキース新代表と結果的に最多8勝をマークしたマックス・フェルスタッペンを中心に混乱を上手く乗り切った点を高評価した。

 一方で、「性能のあるセカンドドライバーの不在で苦しみ、コンストラクターズ争いから脱落した」と指摘。かねてからの問題が解消されなかった点がコンストラクターズタイトルの奪還が叶わなかった原因だと振り返った。

ランキングの全体は以下の通り(カッコ内はコンストラクターズ順位)。

1 マクラーレン(1)
2 ウィリアムズ(5)
3 メルセデス(2)
4 レッドブル(3)
5 レーシングブルズ(6)
6 ハース(8)
7 ザウバー(9)
8 フェラーリ(4)
9 アストンマーティン(7)
10 アルピーヌ(10)

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「ユウキが恋しい…」プラカードで掲げられたレッドブル残留を願う一部始終
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