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バレーボール

石川祐希所属のペルージャが2年ぶり3度目の世界一! 大阪ブルテオンは確かな爪痕残し、日本勢最高成績の準優勝【バレー世界クラブ選手権】

THE DIGEST編集部

2025.12.23

世界の頂点に立ったペルージャの石川祐希。(C) Volleyball World

世界の頂点に立ったペルージャの石川祐希。(C) Volleyball World

 現地12月21日、ブラジル・ベレンでバレーボール男子世界クラブ選手権の決勝が行なわれ、男子日本代表主将・石川祐希が所属する欧州王者のシル スーザ シコマ モニーニ・ペルージャ(イタリア)と、アジア2位で出場の大阪ブルテオン(日本)が対戦。セットカウント3-0(25-20、25-21、29-27)でペルージャが勝利を収め、2022年、23年大会(24年は不出場)に続く3度目の世界王者に輝いた。

 準決勝まで4戦全勝のペルージャは大会初戦からの先発メンバーを継続。司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPが元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBはアグスティン・ロセルとセバスティアン・ソレのアルゼンチンコンビ、Lに元イタリア代表マッシモ・コラチ、OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表・オレフ・プロトニツキを起用し、予選ラウンドで3-2の接戦を演じた大阪ブルテオンとの再戦に臨んだ。OH石川は開始から終了までコートサイドで決戦の行方を見守った。

 予選ラウンドのリベンジと初優勝を目指す大阪ブルテオンは、先発を第1、2戦目の顔ぶれに戻して司令塔が五輪2連覇中のフランス代表アントワーヌ・ブリザール、主将のOP西田有志、OH富田将馬、MBエバデダン・ラリー、L山本智大の日本代表メンバー4選手、富田の対角にOHキューバ代表ミゲル・ロペス、もう1枚のMBに中国代表の彭世坤を起用した。

 
 第1セットは大阪ブルテオンがOP西田の強烈なバックアタック、ペルージャはジャンネッリのワンハンドバックトスをMBロセルが豪快に叩き込み両者のインパクト満点なプレーで幕を開ける。大阪ブルテオンは今大会で好調なパフォーマンスを続けていた富田が誤打と被ブロックの後、レセプションで安定を欠き3連続ブレークを許す。それでも、中盤にOHロペスのエース1本を含むサーブで同点へ巻き返す。

 しかし、サイドアウト7回を繰り返した後、レセプションとアタックでミスが出て再び後退。ロペスが相手OPの強打を1枚ブロックでシャットアウトしてチームを鼓舞するが、ペルージャはジャンネッリのサーブで攻め込み3連続ブロックで反撃の機会を奪うとリードを広げて試合を先行した。

 第2セット、大阪ブルテオンが1点を追い序盤を終えたところで、ペルージャはジャンネッリの緩急をつけたサーブでエースの後に誤打を誘いリードを3点とする。後半の入りには相手の攻撃ミスでさらに加点。大阪ブルテオンは西田の機転を利かせたプッシュやブリザールのツーで後半に点差を詰めるも、再びジャンネッリのサーブにレセプションを崩され押し返されてしまう。以降、リードを譲らなかったペルージャが勝利に王手をかけた。

 
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