フィギュアスケート女子で2026年ミラノ・コルティナ五輪の日本代表最終選考会を兼ねた全日本選手権で７位入賞を果たした渡辺倫果が12月28日、自身のインスタグラムを更新。来季以降の現役続行を表明した。フリー終了後、今シーズンいっぱいで現役引退を考えていたと明かしていたスケーターの続行宣言にファンは歓喜した。
　
　23歳の渡辺は今月19日から21日に行なわれた全日本選手権でショート、フリーで計３本の大技トリプルアクセルを着氷し、観衆から大きな歓声が上がった。フリーではTBSの人気ドラマ『JIN-仁-』の世界観を豊かな表現力で表し、演技後は感極まった表情を氷上でみせた。魂の演技ですべての力を氷上にぶつけたが、結果は７位。あと一歩で五輪代表を逃した。

　演技直後、取材対応のミックスゾーンでは「実を言うと今シーズンいっぱいで引退を考えていた」と明かした。だが結果を踏まえ、「（神様が）まだまだやれということなのかもしれない。来シーズンもやるのであれば、あと４年はやりたい思いはある」と語り、今後について明言を避けていた。

　インスタの文面には、「これまで支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます」とした書き出したうえで、「このたび、競技を継続し、今後４年間フィギュアスケートに取り組んでいく決断をいたしました」と表明。2030年の冬季五輪を見据え、「競技者としてさらに強く成長し、一つ一つの演技が皆さまの心に残るものとなるよう、全力で取り組んでまいります」と決意を綴った。
  　23歳のスケーターの決断にはスケートファンから喜びの声が殺到。「倫果ちゃんの演技が大好きです♡」「カッコ良すぎです」「尊敬します。泣いちゃう」「全日本での気迫のこもった演技、艶があって気品があって凛としててとっても素敵でした！」「倫果ちゃん男前!!」「すごい！大好き！４年後目指そ！絶対行こう！」「現役続行の大きな決断。本当に嬉しいです」などと、現役続行に称賛が多く寄せられた。

　４年に一度の特別なシーズン。大舞台での激闘を終え、渡辺はさらなる高みを目指し再始動を誓った。

構成●THE DIGEST編集部

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