早くも次なるビッグファイトへの機運が高まっている。
2月22日にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで、WBCヘビー級王座戦が開催され、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と対戦したタイソン・フューリー(イギリス)が7ラウンドTKO勝ちを収めた。
戦前に「2ラウンドであいつを倒す」と語っていたフューリーは、試合開始のゴングと同時に積極果敢に攻め入ると、3ラウンド目に右のオーバーハンドを左側頭部に浴びせてダウンを取り、5回にはボディーで2度目のダウンを奪う。最後は防戦一方となって、フラフラの状態となったワイルダーにラッシュを浴びせると、敵陣営からタオルが投げ込まれて、雌雄が決した。
引き分けに終わっていた一昨年12月の対戦以来となる"世紀の再戦"を制し、試合直後のフラッシュインタビューで、「キングが戻ってきたぞ!」と高らかに宣言したフューリー。そんな31歳の新王者の次なる相手は、母国イギリスの"エース"になるかもしれない。
フューリーとワイルダーの試合後、英国のプロモート会社『Matchroom Sport』の社長を務めるエディ・ハーンは、英衛星放送『Sky Sports』の取材で、こう語った。
「3戦目をやる必要性なんてないと思うし、誰も見たがらないだろう。この夏にすぐに試合ができるよう進めたい。まだAJが望むかは分からないが、今年中に試合ができるようにしたい」
ハーンの言うAJとはイギリスのヘビー級ボクサーで、現在WBAスーパー・IBF・WBOの統一王者でもあるアンソニー・ジョシュアのことである。
昨年12月に因縁のアンディ・ルイス戦を制して6か月ぶりに統一王者に返り咲いていたジョシュアは、イギリスでも屈指の人気を誇るファイターだ。それだけに今回ワイルダーを打ち破ったフューリーとの同胞対決が実現すれば、話題沸騰となるのは必至だ。
はたして、ヘビー級のタイトルベルトを4つも有しているイギリス勢同士による文字通りのビッグマッチは、実現するのか。その動静が注目される。
構成●THE DIGEST編集部
2月22日にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで、WBCヘビー級王座戦が開催され、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と対戦したタイソン・フューリー(イギリス)が7ラウンドTKO勝ちを収めた。
戦前に「2ラウンドであいつを倒す」と語っていたフューリーは、試合開始のゴングと同時に積極果敢に攻め入ると、3ラウンド目に右のオーバーハンドを左側頭部に浴びせてダウンを取り、5回にはボディーで2度目のダウンを奪う。最後は防戦一方となって、フラフラの状態となったワイルダーにラッシュを浴びせると、敵陣営からタオルが投げ込まれて、雌雄が決した。
引き分けに終わっていた一昨年12月の対戦以来となる"世紀の再戦"を制し、試合直後のフラッシュインタビューで、「キングが戻ってきたぞ!」と高らかに宣言したフューリー。そんな31歳の新王者の次なる相手は、母国イギリスの"エース"になるかもしれない。
フューリーとワイルダーの試合後、英国のプロモート会社『Matchroom Sport』の社長を務めるエディ・ハーンは、英衛星放送『Sky Sports』の取材で、こう語った。
「3戦目をやる必要性なんてないと思うし、誰も見たがらないだろう。この夏にすぐに試合ができるよう進めたい。まだAJが望むかは分からないが、今年中に試合ができるようにしたい」
ハーンの言うAJとはイギリスのヘビー級ボクサーで、現在WBAスーパー・IBF・WBOの統一王者でもあるアンソニー・ジョシュアのことである。
昨年12月に因縁のアンディ・ルイス戦を制して6か月ぶりに統一王者に返り咲いていたジョシュアは、イギリスでも屈指の人気を誇るファイターだ。それだけに今回ワイルダーを打ち破ったフューリーとの同胞対決が実現すれば、話題沸騰となるのは必至だ。
はたして、ヘビー級のタイトルベルトを4つも有しているイギリス勢同士による文字通りのビッグマッチは、実現するのか。その動静が注目される。
構成●THE DIGEST編集部