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マラソン・駅伝

「『しゃああ!』と叫び…」エース区間で激走の吉田響が同期ライバルの“恐ろしさ”を明かす!「『相手を間違えたかも』と思ったほど」【ニューイヤー駅伝】

THE DIGEST編集部

2026.01.11

初のニューイヤー駅伝で大活躍した吉田。大卒ルーキーが最長区間の2区でトップタイムを叩き出した。写真:アフロスポーツ

初のニューイヤー駅伝で大活躍した吉田。大卒ルーキーが最長区間の2区でトップタイムを叩き出した。写真:アフロスポーツ

 元日恒例の「第70回全日本実業団対抗駅伝2026(ニューイヤー駅伝)」で、サンベルクスの大卒ルーキー吉田響がエース区間の2区(21.9キロ)を担当。24位で襷を受け取ると、チームを2位まで押し上げる“22人抜き”の快走で、1時間01分01秒の区間新をマークして区間賞を獲得した。

 衝撃のレースから10日が経ち、吉田は自身のインスタグラムを更新。レース中の秘話を明かした。まずは好結果の報告や、当日のコンディションが駅伝に適していた点、24位だったもののトップとのタイム差が小さく、気合いが入った状態でスタートできたと伝え、こう続ける。

「入りの3kmが8分13秒、その後の5kmも13分42秒と、かなり良いペース。自分のコンディションが非常によく、前の選手を次々と追い抜いていく感覚がとにかく楽しく、想定よりも速いペースでレースを進めていました。ペースを落とすことは考えず、自分の感覚を信じて、とにかく前へ前へと足を運びました」

「10km通過は想定していた28分05秒を大きく上回る27分42秒。自身の10000mトラックベストより30秒も速いタイムでしたが、それでもまだ余裕がありました。レース途中では、同じ静岡県出身の鈴木芽吹選手、西澤佑真選手と並んで走る場面もあり、給水を渡し合えたことも含めて、とても楽しい時間でした」

 ぐんぐん順位を上げた吉田は、平林清澄(ロジスティード)と今江勇人(GMOインターネットグループ)らが形成していたトップグループに追いつく。その際に同期生の平林と、以下のようなやり取りがあったという。
 
「13km付近で先頭集団に追いつき、ここからは単独でレースを作っていくきつい展開に。『平林なら絶対に後ろについてきてくれる』そう信じて、笑顔とジェスチャーで「一緒に行こう」と声をかけました」

「すると平林選手は、こちらに笑顔を向けながら『しゃああ!』と叫び、すぐに後ろについてきました。ルーキーながら、1年目で先頭を引っ張り続ける厳しい展開。それでも気持ちを入れ直して走る姿に、尊敬と同時に恐ろしさも感じました。『声をかける相手を間違えたかもしれない...』と思ったほどです」

 その後、今江に続く2番手での襷渡しになったものの区間賞を取れたことや周囲への感謝などを伝えて「次は(初の)フルマラソン。日本新記録、そしてあわよくばファストパス獲得を狙っていきます」と綴った。

 なお、吉田に28秒及ばず従来の区間記録を破りながら区間3位だった平林は、國学院大3年次の大阪マラソンで2時間06分18秒をマークしている。吉田が視野に入れているファストパスとは、2028年のロサンゼルス五輪の代表選考で、2時間03分59秒を突破した記録最上位の選手1名が日本代表に内定するルール。ライバルは多いが、吉田と平林の切磋琢磨にも期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】レース中の写真も! 吉田響がニューイヤー駅伝を報告!
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