スイス・ラークスで開催されたスノーボードのワールドカップは、来月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季オリンピックの「前哨戦」としてその結果が注目を集めていた。
アメリカの大手誌『Forbes』は、これが「五輪の“設計図”ではないが、表彰台の顔ぶれを占う手掛かりを多く示す」と綴り、五輪直前の「最終予選イベント」といった位置づけであるとして、メダル争いのヒントが随所にあると指摘した。
実際、前回(2022年)の北京五輪でも、ラークスで表彰台に立った多くの選手がメダルに到達している。女子ハーフパイプではクロエ・キム(アメリカ)が、男子ハーフパイプでも平野歩夢が、それぞれラークスでの勝利から五輪での金メダルに繋げており、同メディアは「この過去の“連動”が、ミラノ・コルティナでの勢力図の輪郭を描く」と伝えた。
もっとも、先日のラークスの表彰台はオセアニア勢が独占したが、優勝したスコッティ・ジェームズは「日本人選手は信じられない滑りをしている」と警戒し、本番での混戦を示唆。同メディアも「日本勢の存在感が際立つ」として、男子ハーフパイプの世界ランキング(2024-25)上位は、平野流佳が1位、戸塚優斗が2位、平野歩夢が3位、山田琉聖が5位とトップ5のうち4枠を日本人が占めていると紹介している。
この中で平野歩夢は、ラークスでは優勝候補の一角として臨んだものの、決勝で激しく転倒し、板を折って顔面を負傷するアクシデントで優勝争いから後退。同メディアは、「本番で何が起こるかは誰にも分からない」と指摘しながらも、上位の常連が複数いるため、コンディションや採点傾向の揺れにも対応しやすいという点で、日本勢にとって層の厚さは大きな強みとなるとの見解を示す。
また、女子も「日本勢の躍進が目立つ」として、スロープスタイルで優勝を飾った村瀬心椛を「昨年11月に女子で初めて成功させた大技『バックサイド・トリプルコーク1620』を今回のランには入れなかったが、五輪でこれを決める可能性が十分ある」と、強風のために難度を抑えたラークスの結果ではその力の上限は測れないとしたうえで、「会場となるリビーニョでは、この大技が切り札になる」とも示唆した。
さらに同メディアは、「『新星』の枠でも日本は目を引く」と、工藤璃星をメダル獲得の有望株のひとりに選定。11歳で日本代表史上最年少メンバーとなり、2024年にW杯デビュー、さらにユース五輪(2024年)女子ハーフパイプで金メダルを獲得した早熟の16歳は、「ラークスでも2位につけて勢いに乗っている」。
一方、日本勢の前に立ちはだかる最大のライバルのアメリカ勢については、ハーフパイプ4種目を通じて表彰台に立った同国選手が16歳のリリー・ダウォーンヴェイのみと苦戦したが、「上位選手がトレーニング優先で欠場した事情もあり、五輪本番の勢力図をラークスの結果のみで断定するのは適切ではない」と指摘した。
そして改めて、「注目すべきは、厚い選手層を誇る日本勢が、男子ハーフパイプでは複数のメダルを狙える布陣を整えつつ、女子スロープスタイルでも村瀬心椛が大技を温存しながら勝ち切り、工藤璃星のような若手が台頭している点だ。ラークスの結果は、ミラノ・コルティナで日本選手が表彰台の中心に立つ可能性を、確かな輪郭として映し出している」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】村瀬心椛、スイス・ラークスでW杯優勝!
アメリカの大手誌『Forbes』は、これが「五輪の“設計図”ではないが、表彰台の顔ぶれを占う手掛かりを多く示す」と綴り、五輪直前の「最終予選イベント」といった位置づけであるとして、メダル争いのヒントが随所にあると指摘した。
実際、前回(2022年)の北京五輪でも、ラークスで表彰台に立った多くの選手がメダルに到達している。女子ハーフパイプではクロエ・キム(アメリカ)が、男子ハーフパイプでも平野歩夢が、それぞれラークスでの勝利から五輪での金メダルに繋げており、同メディアは「この過去の“連動”が、ミラノ・コルティナでの勢力図の輪郭を描く」と伝えた。
もっとも、先日のラークスの表彰台はオセアニア勢が独占したが、優勝したスコッティ・ジェームズは「日本人選手は信じられない滑りをしている」と警戒し、本番での混戦を示唆。同メディアも「日本勢の存在感が際立つ」として、男子ハーフパイプの世界ランキング(2024-25)上位は、平野流佳が1位、戸塚優斗が2位、平野歩夢が3位、山田琉聖が5位とトップ5のうち4枠を日本人が占めていると紹介している。
この中で平野歩夢は、ラークスでは優勝候補の一角として臨んだものの、決勝で激しく転倒し、板を折って顔面を負傷するアクシデントで優勝争いから後退。同メディアは、「本番で何が起こるかは誰にも分からない」と指摘しながらも、上位の常連が複数いるため、コンディションや採点傾向の揺れにも対応しやすいという点で、日本勢にとって層の厚さは大きな強みとなるとの見解を示す。
また、女子も「日本勢の躍進が目立つ」として、スロープスタイルで優勝を飾った村瀬心椛を「昨年11月に女子で初めて成功させた大技『バックサイド・トリプルコーク1620』を今回のランには入れなかったが、五輪でこれを決める可能性が十分ある」と、強風のために難度を抑えたラークスの結果ではその力の上限は測れないとしたうえで、「会場となるリビーニョでは、この大技が切り札になる」とも示唆した。
さらに同メディアは、「『新星』の枠でも日本は目を引く」と、工藤璃星をメダル獲得の有望株のひとりに選定。11歳で日本代表史上最年少メンバーとなり、2024年にW杯デビュー、さらにユース五輪(2024年)女子ハーフパイプで金メダルを獲得した早熟の16歳は、「ラークスでも2位につけて勢いに乗っている」。
一方、日本勢の前に立ちはだかる最大のライバルのアメリカ勢については、ハーフパイプ4種目を通じて表彰台に立った同国選手が16歳のリリー・ダウォーンヴェイのみと苦戦したが、「上位選手がトレーニング優先で欠場した事情もあり、五輪本番の勢力図をラークスの結果のみで断定するのは適切ではない」と指摘した。
そして改めて、「注目すべきは、厚い選手層を誇る日本勢が、男子ハーフパイプでは複数のメダルを狙える布陣を整えつつ、女子スロープスタイルでも村瀬心椛が大技を温存しながら勝ち切り、工藤璃星のような若手が台頭している点だ。ラークスの結果は、ミラノ・コルティナで日本選手が表彰台の中心に立つ可能性を、確かな輪郭として映し出している」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】村瀬心椛、スイス・ラークスでW杯優勝!
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