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格闘技・プロレス

スターダムの原点が帰ってきた夜 “グラレスラー”愛川ゆず季が15周年で示した存在感「いろんな感情が一気に蘇ってきました」

THE DIGEST編集部

2026.01.30

スターダムのルーツとなった愛川ゆず季がリングに戻ってきた。写真:橋本宗洋

スターダムのルーツとなった愛川ゆず季がリングに戻ってきた。写真:橋本宗洋

 1月23日、女子プロレス団体スターダムが旗揚げ15周年を迎えた。スターダムは1月の大会を15周年記念シリーズとして開催。21日の後楽園ホール大会には、旗揚げメンバーの“グラレスラー”愛川ゆず季が参戦した。

 ゆずポンこと愛川はグラビアアイドルとして活動する中、2010年にプロレスデビュー。その自主興行が発展してスターダム旗揚げにつながったという歴史がある。
 
 2013年に引退したものの、女子プロレス大賞を受賞するなど大きなインパクトを残した愛川。昨年12月、両国国技館大会でのランブル戦にサプライズ参戦すると、1.21後楽園での“限定復帰”を宣言した。対戦カードは愛川ゆず季&なつぽい&スターライト・キッドvsさくらあや&玖麗さやか&姫ゆりあ。

 愛川、キッド、なつぽいの3人は“白いベルト”ワンダー・オブ・スターダム王座戴冠の経験があり、このベルトに強いこだわりを持つ選手たち。相手チームの姫は、愛川と同じグラドル出身だ。新人ではあるが愛川の指名で決まった対戦。姫にはかつて愛川が披露した、チャンピオンベルトを巻いての“ベルトグラビア”をやりたいという野望もある。

 姫だけでなく芸能出身のレスラーはやはり気になるという愛川。自分が開拓者だというプライドもある。両国でのランブル戦で姫をフォールした愛川は、今回も姫を厳しく攻め込んだ。姫の反撃には、さらに倍返し。得意の蹴りを何発となく叩き込み、合体攻撃も決めるとタイガースープレックスで姫から3カウントを奪ってみせた。

「ダメージが凄い。(パートナーの)2人に助けられました」

 試合をそう振り返った愛川。ボディコンテスト出場など引退後もトレーニングをしており、今回は昨年夏の終わり頃からプロレスの練習を再開したという。

「出産が4月7日でした。子供を2人産みたくて。出産を終えて仕事復帰したいなと思ったタイミングで」

 受け身、ロープワークなど基礎から鍛え直した。「周りはレジェンド扱いしてくれるんですけど、こんなレジェンドもいないと思います」と愛川。現役選手たちの協力あっての“限定復帰”だったと強調する。今のスターダムでは「(自分の現役時代に)嫌だな、なんのためにやってるんだろうということがなくなっていました」とも。

「タッグの難しさもありましたし、助けられた部分もありますし、プロレスの楽しさも感じました。いろんな感情が一気に蘇ってきました」

 両国、後楽園ともに観客を驚かせるほどのキレのいい動きを見せた愛川。「“お祭り”の試合のつもりが、気がついたらこうなってました。自分でもびっくりしてます」とコメントしたが、だからこそプロレスへの思いの強さも伝わってきた。
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