2025年のプロレス大賞MVP、上谷沙弥が年間最終戦でまたしても凄まじい試合をやってのけた。
12月29日、スターダム恒例の両国国技館大会。上谷はメインイベントに登場し、ワールド・オブ・スターダム王座の防衛戦を行なった。挑戦者は安納サオリ。団体屈指の人気選手だ。
安納の所属ユニットはコズミック・エンジェルズ(コズエン)。中野たむが作ったユニットであり、たむは4月に上谷と「敗者引退マッチ」を闘い、敗れてリングを去った。安納とたむは同じ団体でデビューした盟友。また上谷にはコズエンのなつぽい、玖麗さやかも負けている。
安納にとって上谷はいわば“仇敵”。テレビ出演などで知名度を上げ、プロレスを世間に広めた上谷へのジェラシーも隠さなかった。すべてをさらけ出して、腹を括ってMVPレスラーに挑む。そうでなければ勝てないと安納は覚悟していた。
上谷が手にしたチェーンを奪って攻撃するなど、いつも以上に激しい闘いぶりを見せた安納。猛攻を受けて上谷は鼻から出血も。
だがそれでも“沙弥様”の牙城は揺るがなかった。技を受けたら必ず返してペースを握らせず、安納の新技であるスープレックスを食らっても3カウントを許さない。22分40秒、激闘を制したのは上谷の絶対的フィニッシャー、旋回式スタークラッシャーだった。
「この1年いろんなことがあったけど、あらためて分かったことがある。私の生きる場所はスターダムのリングってことだ!」
満員の観客に向かってそう叫んだ上谷。さまざまなメディアに登場して顔を売るのも、すべてはプロレスのため。ワールド王座を1年間守り通し、試合内容をおろそかにすることは絶対になかった。
試合後は今大会で負傷欠場から復帰したスターライト・キッドがリングに上がり、上谷に挑戦表明。
「今まで上谷には嫌というほど悔しい思いをさせられた。だから私が上谷の時代を終わらせる」
10代からスターダムでキャリアを積んできたキッドを追い抜いて栄光を掴んだのが上谷だった。スターダムにおける、飛び技を得意とするハイフライヤーのイメージも上谷に奪われたとキッドは感じていた。
かつてワンダー・オブ・スターダムのタイトルマッチで敗れ、大号泣したこともある。キッドにとって、上谷はどうしても倒さなくてはいけない相手なのだ。
だが上谷からすれば、タイトルマッチは毎回、特別な思いを抱いて挑んでくる相手との闘いだった。その中でベルトを守ってきた自負がある。
「逃げ出したいこともあったけど、自分から逃げなかったしプロレスと向き合い続けた。私はこれからもプロレスのために生きる!」
バックステージでは泣きながらそう語った上谷。まさに万感の思い。誰よりもプレッシャーと闘ってきた1年であり、その成果がスターダム両国大会史上最高の6563人(満員札止め)という観客動員だった。スターダムの岡田太郎社長も、団体の好調は“沙弥様効果”が大きいとしている。
上谷のMVP獲得もあり「女子プロレスから“女子”が取れた」と岡田社長。スターダムは業界最大の女子団体だが、これからは「(男子を含めた)日本の業界2位として1位を狙っていきたい」と言う。
日本の業界1位は、もちろん新日本プロレス。スターダムと新日本は同じブシロードグループであり、スターダムは新日本の子会社にあたる。
つまり、目指すは新日本超え=親会社超え。男女の枠をも超えてナンバー1を狙う団体を、2026年も上谷沙弥が引っ張っていく。
取材・文●橋本宗洋
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12月29日、スターダム恒例の両国国技館大会。上谷はメインイベントに登場し、ワールド・オブ・スターダム王座の防衛戦を行なった。挑戦者は安納サオリ。団体屈指の人気選手だ。
安納の所属ユニットはコズミック・エンジェルズ(コズエン)。中野たむが作ったユニットであり、たむは4月に上谷と「敗者引退マッチ」を闘い、敗れてリングを去った。安納とたむは同じ団体でデビューした盟友。また上谷にはコズエンのなつぽい、玖麗さやかも負けている。
安納にとって上谷はいわば“仇敵”。テレビ出演などで知名度を上げ、プロレスを世間に広めた上谷へのジェラシーも隠さなかった。すべてをさらけ出して、腹を括ってMVPレスラーに挑む。そうでなければ勝てないと安納は覚悟していた。
上谷が手にしたチェーンを奪って攻撃するなど、いつも以上に激しい闘いぶりを見せた安納。猛攻を受けて上谷は鼻から出血も。
だがそれでも“沙弥様”の牙城は揺るがなかった。技を受けたら必ず返してペースを握らせず、安納の新技であるスープレックスを食らっても3カウントを許さない。22分40秒、激闘を制したのは上谷の絶対的フィニッシャー、旋回式スタークラッシャーだった。
「この1年いろんなことがあったけど、あらためて分かったことがある。私の生きる場所はスターダムのリングってことだ!」
満員の観客に向かってそう叫んだ上谷。さまざまなメディアに登場して顔を売るのも、すべてはプロレスのため。ワールド王座を1年間守り通し、試合内容をおろそかにすることは絶対になかった。
試合後は今大会で負傷欠場から復帰したスターライト・キッドがリングに上がり、上谷に挑戦表明。
「今まで上谷には嫌というほど悔しい思いをさせられた。だから私が上谷の時代を終わらせる」
10代からスターダムでキャリアを積んできたキッドを追い抜いて栄光を掴んだのが上谷だった。スターダムにおける、飛び技を得意とするハイフライヤーのイメージも上谷に奪われたとキッドは感じていた。
かつてワンダー・オブ・スターダムのタイトルマッチで敗れ、大号泣したこともある。キッドにとって、上谷はどうしても倒さなくてはいけない相手なのだ。
だが上谷からすれば、タイトルマッチは毎回、特別な思いを抱いて挑んでくる相手との闘いだった。その中でベルトを守ってきた自負がある。
「逃げ出したいこともあったけど、自分から逃げなかったしプロレスと向き合い続けた。私はこれからもプロレスのために生きる!」
バックステージでは泣きながらそう語った上谷。まさに万感の思い。誰よりもプレッシャーと闘ってきた1年であり、その成果がスターダム両国大会史上最高の6563人(満員札止め)という観客動員だった。スターダムの岡田太郎社長も、団体の好調は“沙弥様効果”が大きいとしている。
上谷のMVP獲得もあり「女子プロレスから“女子”が取れた」と岡田社長。スターダムは業界最大の女子団体だが、これからは「(男子を含めた)日本の業界2位として1位を狙っていきたい」と言う。
日本の業界1位は、もちろん新日本プロレス。スターダムと新日本は同じブシロードグループであり、スターダムは新日本の子会社にあたる。
つまり、目指すは新日本超え=親会社超え。男女の枠をも超えてナンバー1を狙う団体を、2026年も上谷沙弥が引っ張っていく。
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