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「あれはロシア人には滑れない」露フィギュア界の超大物がアリサ・リウの“金メダル勝因”に独自見解「カオリ? 議論の余地はないよ」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.21

会場を熱狂の渦に巻いたアリサ・リウ。見事に新女王の称号を掴んだ。(C)Getty Images

会場を熱狂の渦に巻いたアリサ・リウ。見事に新女王の称号を掴んだ。(C)Getty Images

 現地2月19日、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリーが開催され、ショート3位のアリサ・リウ(米国)が逆転で金メダルを獲得した。日本の坂本花織が銀メダル、中井亜美が銅メダルに輝き、千葉百音は4位に終わった。

 前回の北京五輪でアンナ・シェルバコワが優勝を飾り、アレクサンドラ・トゥルソワが2位に食い込んだのがロシア勢だ。両選手ともにバリエーション豊かな4回転ジャンプを駆使してハイスコアを叩き出したが、ウクライナ侵攻を受け、ロシアは国としての今大会参加が認められず。唯一女子は個人の中立選手(AIN)としてアデリア・ペトロシアンがエントリーしたのみで、6位に沈んで表彰台を逃がした。

 ロシア国内では「カミラ・ワリエワやトゥルソワが出ていたら圧勝だった」「女子フィギュアは10年は退化したと言える」「誰も4回転を跳べない寂しい時代になった」など、専門家からは大会のレベルを揶揄する声が少なくない。ただ、ロシア・フィギュア界のカリスマ的存在であるアレクセイ・ヤグディン氏の見解はやや異なる。
 
 2002年ソルトレーク五輪で金メダルに輝き、世界選手権を4度制した45歳は、今大会優勝のアリサ・リウに関して、「妥当な結果だったと思います」と評価。そのうえで「ロシア人は、私たちが見たアリサ・リウのようには滑れない。彼女は本当にただただ楽しんでいた。まるで『やあ! 元気かい?』という感じでね。『みんな、楽しもうよ。ここにいられるだけで幸せ』という雰囲気なんです。それがアリサ・リウのスケーティングスタイルで、あのパフォーマンスでした」と独特の表現で称えた。

 ロシア期待のペトロシアンについては、「ショートプログラムが終わったところで、私はこう言いました。優勝するには4回転が2本必要で、トップ3に入るにはせめて1本は決めないといけない。結果、彼女はトップ3に入れませんでした」と分析。そして、「1位のリウも2位のカオリ(坂本)も議論の余地はないよ」と付け加えた。

構成●THE DIGEST編集部
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