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フィギュア

「10年前の内容で滑れば勝てる」女子シングルの“現状”に露メディア苦言「この4年間で最も明白に変わったのは...」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.26

金メダルを獲得したリウ(中央)と銀メダルを獲得した坂本(左)。中井(右)はSP、FSともに3Aを成功させて銅メダルを手にした。(C)Getty Images

金メダルを獲得したリウ(中央)と銀メダルを獲得した坂本(左)。中井(右)はSP、FSともに3Aを成功させて銅メダルを手にした。(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・女子シングルは、ショート3位だった米国のアリサ・リウが逆転で金メダルを獲得。銀メダルに坂本花織、銅メダルには中井亜美が輝いた。さらに4位の千葉百音、5位アンバー・グレン(米国)と日本と米国が上位を独占した。そんななか、フィギュア強豪国から大会のレベルについて“苦言”が届いた。

 ロシアメディア『SPORT24』は同国の名伯楽、タチアナ・タラソワ氏のコメントを紹介。かつて、荒川静香や浅田真央も指導した経験がある同氏は、今回の女子シングルについて「私が見てきた中で最弱のオリンピックだった。多分、ロシア代表がいなかったからだろう」と語り、直近3大会で金メダル3個、銀メダル2個と圧倒的な実力を示していた母国代表選手の不在を嘆いた。
 
 同メディアは、競技レベル低下の理由はジャンプにあると考察。優勝したリウですらフリーでの連続3回転ジャンプは一度だけだと指摘し、「2010年代初頭の選手権レベルだ」と断じた。

 スコアとしても、前回北京大会で金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(ロシア・オリンピック委員会)が255.95点だったのに対して、今回のリウは226.79点と30点近く低い「壊滅的な」点数と説明。2014年ソチ大会の金メダリスト、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)は224.59点だった。

 そして「この4年間で最も明白に変わったのは、4回転がなくなった点。正確にはロシア人以外で4回転をする選手がいなかった点だ」と同メディア。今回4回転に挑んだのは個人の中立選手として出場したロシア人のアデリア・ペトロシアンのみであり、トリプルアクセルも2人(中井とグレン)のみ。「4年前には4回転などのリスクや複雑さが必要だったが、現在は10年前の内容で滑れば勝てる」と、技術点の重要性が相対的に低下していると示唆した。

「女子シングルは本当にピークを過ぎてしまったのかもしれない」とさえ綴った同メディア。今後、ジャンプ偏重からの脱却という世界的な路線が進展し採点に大きな影響があれば、ロシアの復権はますます遠のく可能性がある。

構成●THE DIGEST編集部

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