19歳の女性レーシングドライバー、ソフィア・フローシュが、新シーズンに向けて連日厳しいトレーニングをしている様子をSNSにアップしている。
タイヤを利用したパワー系のワークアウトから心肺機能を高めるためのエアロバイク、主に下半身を鍛えるスクワットとメニューは多岐に及んでいるようで「レースに挑む心を整える」意図でヨガを取り入れることもあるという。
「自分の情熱のため、"新しい地平"に向け、最大5GのGフォースに耐えられる心と身体を求めて高い限界に挑んでいる」と自ら語るようにスポブラ姿からのぞく引き締まった腹筋や厳しい表情からストイックにトレーニングへと向き合っていることがうかがえる。
マカオGPでの大クラッシュからのカムバックやその美貌で世界中から注目を受ける存在だけに「可愛いけど、パワフル!!」「すごい上腕二頭筋だね。でもケガに気を付けて!」「成功に苦しみは付き物。続ければ君の願いはきっと叶う!!!」等々、コメント欄は多様な発言で埋め尽くされている。
話題先行と思われがちなフローシュだが、2019年はヨーロッパF3選手権の後継、フォーミュラ・リージョナル・チャンピオンシップでランキング7位。2020年はフェルナンド・アロンソを輩出した名門カンポス・レーシングからFIA F3チャンピオンシップにフルエントリーと実力も十分だ。
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)には、コロンビア出身で昨年はFIA F2、今年は全日本スーパーフォーミュラを走るタチアナ・カルデロン、アルファ・タウリの前身となるミナルディでF1マシンのテスト経験を持つイギリス人ドライバーのキャサリン・レッグとの女性3人でリシャール・ミル・レーシングからLMP2クラスに参戦することが決まっている。
「私たち女性ドライバーはマーケティング的価値だけでなく、ミシェル・ムートン(1982年、WRCで年間ランキング2位。"史上最も成功した女性レーシングドライバー")のように実力で男性と互角であることを証明しなければならない」と強い意志を持つ彼女は、2020年、我々にどのような"新しい地平"を見せてくれるのだろう。今から楽しみだ。
文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super
タイヤを利用したパワー系のワークアウトから心肺機能を高めるためのエアロバイク、主に下半身を鍛えるスクワットとメニューは多岐に及んでいるようで「レースに挑む心を整える」意図でヨガを取り入れることもあるという。
「自分の情熱のため、"新しい地平"に向け、最大5GのGフォースに耐えられる心と身体を求めて高い限界に挑んでいる」と自ら語るようにスポブラ姿からのぞく引き締まった腹筋や厳しい表情からストイックにトレーニングへと向き合っていることがうかがえる。
マカオGPでの大クラッシュからのカムバックやその美貌で世界中から注目を受ける存在だけに「可愛いけど、パワフル!!」「すごい上腕二頭筋だね。でもケガに気を付けて!」「成功に苦しみは付き物。続ければ君の願いはきっと叶う!!!」等々、コメント欄は多様な発言で埋め尽くされている。
話題先行と思われがちなフローシュだが、2019年はヨーロッパF3選手権の後継、フォーミュラ・リージョナル・チャンピオンシップでランキング7位。2020年はフェルナンド・アロンソを輩出した名門カンポス・レーシングからFIA F3チャンピオンシップにフルエントリーと実力も十分だ。
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)には、コロンビア出身で昨年はFIA F2、今年は全日本スーパーフォーミュラを走るタチアナ・カルデロン、アルファ・タウリの前身となるミナルディでF1マシンのテスト経験を持つイギリス人ドライバーのキャサリン・レッグとの女性3人でリシャール・ミル・レーシングからLMP2クラスに参戦することが決まっている。
「私たち女性ドライバーはマーケティング的価値だけでなく、ミシェル・ムートン(1982年、WRCで年間ランキング2位。"史上最も成功した女性レーシングドライバー")のように実力で男性と互角であることを証明しなければならない」と強い意志を持つ彼女は、2020年、我々にどのような"新しい地平"を見せてくれるのだろう。今から楽しみだ。
文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super