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「美しい顔がなんてことに…」自転車トラックの“伝説女王”がクラッシュに巻き込まれて顔面を裂傷!

THE DIGEST編集部

2020.02.29

ローラ(左)&ジェイソン(右)のケニー夫妻。ふたり合わせて五輪金メダルが10個という、まさに「ゴールデン・カップル」だ。(C)Getty Images

 自転車トラックレースの世界女王、ローラ・ケニー(英国)が顔面を数針縫うアクシデントに見舞われた。

 現在ドイツ・ベルリンで開催されているのが、自転車トラックの世界選手権だ。木曜日に行なわれた「オムニアム」競技の第1レースに登場したケニーは、5人の競技者によるクラッシュ事故に巻き込まれてしまう。右目の横を大きく裂傷して流血。担架で運ばれる選手も出るなど、一時会場は騒然とした。

 美女アスリートして世界中にファンを持つケニーだけに、彼女や英国陸上連盟の公式SNSにはすぐさま容体を心配する声が殺到。「(東京)五輪は大丈夫なの?」「美しい顔がなんてことに……」「無事を祈ります!」など、数多くのコメントが寄せられている。

 精密検査の結果、英国代表のチームドクターは問題なしと診断。患部をホッチキスで縫い止める応急処置を施し、その後のレースにも出場している。ひとまずファンは胸を撫でおろしたことだろう。
 2012年ロンドン五輪と2016年リオデジャネイロ五輪でともにふたつの金メダルを獲得し、英国トラックレース界に君臨してきたケニー。旧姓はトロットで、2016年9月に代表チームで僚友のジェイソン・ケニーと入籍した。夫婦合わせての五輪金メダルは驚きの10個! 英国内では文字通りの「ゴールデン・カップル」と称されている。

 2017年2月に第1子を出産し、およそ10か月の休養を経て2018-19シーズンから競技に本格復帰。今シーズンは好調を維持して東京五輪に邁進していたが、今年1月のワールドカップ・カナダ大会で右肩を骨折してしまう。それでも東京五輪への準備を進めたいケニーは手術を回避し、今回の世界選手権に臨んでいた。ファンが心配していたのはまさにその肩の状態だったのだが、どうやら大事には至らなかったようだ。

 不屈の闘志を見せる27歳。東京五輪では「オムニアム」「団体パシュート」「マディソン」の3つにエントリー予定だ。夫婦揃って、大きな注目を集めるだろう。

構成●THE DIGEST編集部


【画像】自転車レース界の美しき女王、ローラがクラッシュで流血! アクシデント直後の痛々しいショットはこちら!
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