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競馬

2歳女王の強さが際立った桜花賞 気になる進路は二冠狙うオークスか、NHKマイルカップか

三好達彦

2026.04.15

昨年の2歳女王スターアニスが桜花賞を制し、牝馬クラシック1冠目を手にした。写真:産経新聞社

昨年の2歳女王スターアニスが桜花賞を制し、牝馬クラシック1冠目を手にした。写真:産経新聞社

 4月12日、3歳牝馬クラシック初戦となる桜花賞(GⅠ、阪神・芝1600m)が行なわれ、単勝1番人気に推された昨年の2歳女王スターアニス(栗東・高野友和厩舎)が後続を突き放して圧勝。一冠目を力強い差し切り勝ちで手にした。

 2着には先行してしぶとく伸びた5番人気のギャラボーグ(栗東・杉山晴紀厩舎)が入り、3着には後方から馬群を縫って追い込んだ12番人気のジッピーチューン(美浦・林徹厩舎)が食い込んだ。

 4番人気のアランカール(栗東・斉藤崇史厩舎)は最後方から追い込んだが5着に止まった。また2番人気のドリームコア(美浦・萩原清厩舎)は伸びを欠いて9着に、3番人気のリリージョワ(栗東・武幸四郎厩舎)は後方のまま11着に大敗した。
 
 激しい奔流のなかで、スターアニスの強さばかりが際立つレースだった。ゲート入りの際、リリージョワが突進して前扉を破壊したため、外枠発走になるアクシデントが起きたが、再度枠入りが行われてレースはスタート。ロンギングセリーヌ(美浦・竹内正洋厩舎)が掛かり気味にハナを切ると、プレセピオ(栗東・笹田和秀厩舎)が負けじと競り合い、他にも先行馬が次々とそれを追いかけたため、2ハロン目が10秒6を計時する激しい流れになる。ギャラボーグは先行集団の後ろ目となる5番手に付け、スターアニスは中団の9番手をキープしたが、他の人気馬を見ると、ドリームコアは後方集団前目の11番手、リリージョワは16番手、アランカールはしんがりの18番手と、いずれも後ろからの追走となった。

 1000mの通過ラップは57秒2。以前なら“超ハイペース”と呼ばれた速さだが、急速に高速化が進んだ近年にあっては速めのミドルペースと捉えるべきだろうか。それでも逃げ・先行勢にとって厳しいペースであることに変わりはない。第3コーナー付近から縦長だった馬群はその全長を縮め、最終コーナーを回りながら一斉に横へ広がり、直線での勝負に入った。

 まず馬群から抜け出したのはギャラボーグだったが、それに外から並びかけたのは馬場の中ほどを通ったスターアニス。坂の途中でギャラボーグを交わして先頭に躍り出ると、坂上ではそれを突き放し、ゴールでは2馬身半の差を付けて圧勝を飾っていた。上り3ハロンは33秒7で最速タイだった。

 勝った松山弘平騎手は「最高にうれしいです。混戦ではあったと思うのですが、やはり2歳女王ということで、自分の中では負けられない戦いでしたし、絶対に勝つんだという気持ちでいました。レースを終えてホッとしています」と喜び。続いて「きょうの芝の傾向とかを見ていて、外からよりも前で粘り強い競馬をしている馬が多かったので、そういうところは意識していました。ただ、馬のリズムを一番に考えていましたので、馬を信じて、馬のリズムで行けば負けないと思っていました」とスターアニスの強さを称賛した。
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