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競馬

クロワデュノールが中心軸も図抜けた存在には至らず 豊富なスタミナ+スピードを併せ持つレイデオロ産駒が覇権争いも【天皇賞(春)】

三好達彦

2026.05.02

大阪杯を制したクロワデュノール。写真:産経新聞社

大阪杯を制したクロワデュノール。写真:産経新聞社

 5月3日、No.1ステイヤー決定戦の天皇賞(春)(GⅠ、京都・芝3200m)が行なわれる。

 昨年出走したメンバーのうち、今年も参戦してきたのは優勝馬のヘデントール(牡5歳/美浦・木村哲也厩舎)の1頭のみ。スティンガーグラス(牡5歳/栗東・友道康夫厩舎)の出走回避は残念だが、15のゲートを埋めたヘデントール以外は初参戦というフレッシュなメンバー構成となった。そして何よりファンを喜ばせたのは、先の大阪杯(GⅠ)を勝った昨年の日本ダービー馬、クロワデュノール(牡4歳/栗東・斉藤崇史厩舎)の出走であろう。春の古馬中距離三冠(大阪杯→天皇賞(春)→宝塚記念)が有名無実化するなかでの勇気あるエントリーには筆者個人としても拍手を送りたくなった。

 さて、そのクロワデュノールの評価が今年の本レース最大のテーマであることは、全競馬ファンが認めるところだろう。ご存知のようにクロワデュノールの距離経験は日本ダービー(①着)、凱旋門賞(14着)、ジャパンカップ(4着)の2400mが最長。3200mは未知の領域である。距離は持つのか、持たないのか。それがファンの頭を悩ませる。
 
 まずレースぶりから推察すると、フランス遠征の超スローペースにも難なく順応したように、クロワデュノールは折り合いにほぼ問題がない馬で、その点では距離延長に適応し得ると考えるのが妥当だろう。

 次に血統から見ていくと、父は菊花賞(GⅠ)、天皇賞(春)を制したキタサンブラックなのであるから、この点もクリアしていると考えるのが普通かもしれない。しかし意外なことに、キタサンブラック産駒の平地3000m以上の成績は、まだサンプル数が少ないものの〔0・0・2・6〕とあまり優れないのが現状なのだ。

 では、天皇賞(春)におけるクロワデュノールをどう評価すればいいのか。結論から言えば能力や操縦性の高さから、馬券的な「軸」とすることには異論はないが、逆に「頭固定」とするほど図抜けた存在ではない、というのが本稿での結論だ。
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