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格闘技・プロレス

井上尚弥は「今回が一番きつい試合内容」 中谷潤人に明確に勝てた理由を“KOダイナマイト”が解説「ボクシングを全て知っている」

THE DIGEST編集部

2026.05.03

中谷を3対0の判定で下した井上。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

中谷を3対0の判定で下した井上。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 5月2日、東京ドームで行なわれたプロボクシングの世界4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチで、王者の井上尚弥(大橋)が世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)と対戦。3対0の判定勝利を収めた。

 32戦全勝同士の対決は序盤、ハイレベルな駆け引きの応酬になり互いにクリーンヒットはなかったものの、主導権を握った井上がわずかに上回る展開になった。

 中盤以降は中谷が攻勢を強め、盛り返す。そのなかで王者が11回に挑戦者の左目にパンチを当て、優位に立つ。結果的には116対112が2者、115対113が1者で、全員が井上の勝利を支持した。

 約5万5000人の観衆を集めたビッグイベントのメインにふさわしい白熱した内容になった一戦を、WBAスーパーフェザー級王座を11度防衛した内山高志氏が、自身のYouTubeチャンネルで振り返った。

 内山氏はまず、僅差ながら井上がポイントを取るラウンドが続いたとみて自身の採点は118対110だったと明かす。ただ8回以降は中谷の圧力が強くなり、井上にとっては「今回が一番きつい試合内容でした」と述べる。
 
 これまで32勝(27KO)で判定決着の際にも後半は勝利が確定的な状態で戦ってきた井上に、致命的な攻略を許さなかった中谷の特長を、内山氏はオーソドックスボクサーの目線から解説。「なかなか飛び込めないです。スタンスが広くて。前足同士が当たるから邪魔じゃないですか。大きくスタンス取られると、すごく戦いづらいんです」と、その難しさを紹介した。

 それでも、井上の守備の反応の鋭さや相手をさばく技術、身体の位置取りの巧みさが活き、勝利は動かず「結局、終わってみたら『やっぱり井上か』のパターン。今回も盤石な勝ち方をしました」とし、「ポイントの取り方とか、戦い方。ボクシングを全て知っている感じです」と振り返った。

 現役時代は“ノックアウト(KO)ダイナマイト”の愛称で親しまれた内山氏は今回、井上の技巧を高く評価。ビッグバン撃破でスーパーバンタム級で、もうライバルが皆無という見解を示した。

 今後、井上は同級にとどまり連勝をさらに伸ばすのか、それともフェザー級に階級を上げて高みを目指すのか。その動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】内山高志氏が井上尚弥vs,中谷潤人を振り返る!
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