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卓球

「狼は本当に現れた」中国メディアが張本智和の“上回った”発言に注目!「10年、いや、それ以上待っていた」【アジア大会】

THE DIGEST編集部

2026.09.25

60年ぶりの金メダルを獲得した卓球男子日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

60年ぶりの金メダルを獲得した卓球男子日本代表。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月24日、豊田市総合体育館で行われた愛知・名古屋アジア大会の卓球男子団体決勝で、日本が中国を3‐2で破り、金メダルを獲得した。日本の男子団体優勝は1966年バンコク大会以来、60年ぶり。中国は94年広島大会から続いていた連覇が8大会で途切れ、32年ぶりにアジア大会の頂点を逃した。

 中国メディア『新民体育』は25日、今回の決勝を詳報。試合後の張本智和の発言を紹介し、「何よりうれしいのは、日本チームが本当に中国チームを上回って、この金メダルを獲得できたこと。この瞬間を10年、いや、それ以上待っていた」と伝えた。
 
 同メディアは張本が「倒した」ではなく「上回った」という言葉を用いた点に注目。「倒す」であれば一度の偶発的な勝利とも受け取れるが、「上回る」は実力そのものが逆転したことを意味するとしている。

 決勝では中国が2‐1とリードして迎えた第4試合で、張本が王楚欽を3‐0で破って追いつくと、最終第5試合では19歳の松島輝空が同じ19歳の温瑞博を3‐1で撃破。中国はエース対決に敗れ、同世代対決でも日本が勝利を収めた。

 男子シングルスの世界ランキングでも、日本勢の存在感が際立つ。9月21日更新のWTTランキングでは、王楚欽が1位、松島が3位、張本が4位、林詩棟が8位となっている。トップ5には、日本から松島と張本の2人が入っている一方で、中国勢は王楚欽ひとり。トップ10には日本と中国で、ともに2人が名を連ねている。

『新民体育』は今回の結果について「世界トップ10に中国選手が2人しかいない状況は、10年前なら考えられなかった」と指摘。かつて海外勢の台頭を「狼が来る」と警戒していたが、「その狼は本当に現れた」と危機感を示している。さらに、日本や欧州の選手はもはや中国に「挑戦している」だけではなく、「同じテーブルに着いている」と論じている。

 今回の結果は、日本男子が世界ランキング上位に複数の選手を送り込むなか、中国との力関係を示すひとつの節目となった。

構成●THE DIGEST編集部

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