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柔道女子銅メダリスト、もう一つの顔は「アイドル憧れ」“こったん” ド派手なピンクバナーに勇気「色は違うけど、応援してくれる人がいたから」【アジア大会】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2026.09.30

女子52キロ級で銅メダルを獲得した藤城心。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 32年ぶりに日本で開催されている愛知・名古屋アジア大会は9月30日、愛知国際アリーナで柔道競技が開幕した。初日の女子52キロ級は世界ランク8位の藤城心が、3位決定戦でカザフスタンのメルエルト・サルセノヴァを下し、銅メダルを獲得した。

 キュートな笑顔はなかった。藤城は決勝進出をかけた準決勝で韓国のチャン・セユンにゴールデンスコアの延長戦の末、指導を与えられて敗れた。気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦では、豪快な背負い投げを見せるなど攻めた姿勢をみせて表彰台を掴み取った。
 
 だが試合後の取材エリアでは、悔しさをにじませた。「やっぱり優勝を目指してたので、純粋に悔しいです」と表情は暗かった。準決勝後は「結構きつくて...もう優勝しか考えてなかったので。この後のことを考えても結構つらいんですけど...」と我慢していた涙がこぼれた。「でもメダルがないのとあるのとじゃ全然違うので、なんとかして気持ちを切り替えて、色は違うけどメダルを取り切ろうという気持ちで、またアップし直して挑みました」と明かした。

 自身のインスタグラムには"こったん"という愛称と、Xには「アイドルに憧れる柔道家」の肩書きを付けて活動する異色の柔道女子。7月にはロリータファッション姿を投稿して、柔道以外からも注目を集めて話題となった。

 この日のスタンドには家族はもちろん、「こったん」と刺繍されたピンクのバナーを持って声援を送るファンもいた。「家族もすごいショックだったと思うんですけど、家族だったり、友達からのLINEもそうですけど、SNSでファンの人たちも応援してくださってたし、負けてしまった自分でも、こうやって応援してくれる人がいるんだったら」と勇気づけられ、気持ちを切り替えることができたという。

 自身と同じ階級には東京五輪金メダリストの阿部詩がいる。絶対的存在のエースは高い壁だが、「阿部選手はもちろん圧倒的に強いんですけど、やっぱり国内ではほかの選手もたくさん強い人たちがいらっしゃるので、国内でちゃんと勝ち切って、また海外で勝てるように頑張っていきたいと思います」と語り、今後の目標を見据えた。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【画像】別人レベルでかわいい!お人形さんのような藤城心のロリータファッション
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【画像】別人レベルでかわいい!お人形さんのような藤城心のロリータファッション(計4枚)