陸上

「また、また、まただ」トラブル続きのアジア大会に新たな問題「選手の安全面は適切だったのか」韓国紙が報道

THE DIGEST編集部

2026.10.01

運営トラブルが続出している愛知・名古屋アジア競技大会。(C)Getty Images

 2026年の愛知・名古屋アジア競技大会で、トラブルが続出している。

 選手村を設けずに宿泊施設として輸送コンテナやクルーズ船を使用しているが、水漏れやベッドの小ささなどの問題が発生。会場では別の国の国家が流れたり、ファンに特定の国旗の使用を禁止しながら、後日に撤回したこともあった。選手を各会場に運ぶバスが別の会場に向かったことも含め、各国選手団から運営に対する不満の声が連日のように挙がっている。

 そんななか、また新たな問題が発生したと韓国紙『京郷新聞』が9月30日に報じた。同紙は「また、また、まただ。名古屋の運営はどうなっているんだ」と題した記事で、陸上競技用具の安全面について言及。「今度は競技用具の安全性が問題となった。雨の中で行なわれた陸上男子走り幅跳び決勝で、踏切板が過度に滑りやすかったと選手たちから指摘された」と伝えた。

 
「問題の中心にいたのは、インドのムラリ・スリーシャンカルだ。決勝の第4試技で踏切板を踏んだ際に滑り、足首をひねってしまった。その後の試技を続行できずに棄権したが、第2試技で8.07mを記録しており、銀メダルを獲得した。検査を受けたスリーシャンカルは、靭帯に損傷はなかったが、6~8週間程度の休養が必要と診断された」

 スリーシャンカルの右足首負傷の話題は、母国紙『Indian Express』も報道。「スリーシャンカルの右足首の負傷は、走り幅跳びの選手たちが新しい複合素材の踏切板、とくに雨天時の懸念を浮き彫りにした。雨のなか、選手たちは危険と隣り合わせの状態で競技に臨んだ。スリーシャンカルは2回目の試技で8.07mを記録し、銀メダル圏内につけていた。4
回目の試技で大きな跳躍を狙ったが足が滑らせてしまった。滑ったのは彼だけではなかった。その理由は、雨に加え、踏み切り板の角度と材質が変わったことで、選手たちの競技が困難になったためだ」と報じている。

『京郷新聞』は、「今大会では宿泊施設や移動車両、大会運営を巡るトラブルが相次いだ。さらに、競技用具の素材や構造が選手の安全面にとって適切だったのかという問題まで浮上。大会運営全般に対する論争が、またひとつ加わった」と記事を結んでいる。

構成●THE DIGEST編集部
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