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卓球

「日本のエースが中国主力を“練習台”扱いだ」張本美和の逆転劇に卓球王国メディアが警戒「0-2と追い込まれても…」

THE DIGEST編集部

2026.10.09

張本美和は世界ランク5位の王芸迪を4-2で下した。(C) Getty Images

張本美和は世界ランク5位の王芸迪を4-2で下した。(C) Getty Images

 卓球のWTTチャイナスマッシュは10月9日、女子シングルス準々決勝が行なわれ、世界ランキング3位の張本美和が同5位の王芸迪(中国)をゲームカウント4-2で撃破。2ゲームを先取されながら4ゲームを連取する逆転劇で、準決勝進出を決めた。中国メディア『捜狐』はこの一戦を取り上げ、張本の戦いぶりについて「日本のエースが中国代表の主力を練習台として使っている」といった刺激的な論調で伝えている。

 同メディアが注目したのは、張本が劣勢から戦術を次々と変化させた点だ。第1、第2ゲームをともに9-11で落とした張本だが、第3ゲームを11-6で奪うと流れは一変。第4ゲームも11-5で制し、試合を振り出しに戻した。
 
『捜狐』は張本の戦いぶりについて、「0-2と追い込まれても、慌てることなく攻め方を変え、攻撃の精度を上げていった。バックハンドの打ち合いに固執せず、フォア側を突く攻撃やサービスの変化、コースの打ち分けで王芸迪を揺さぶった」などと言及。戦術面の修正力が勝負を分けたポイントだと指摘した。

 相手の出方を見ながら攻め筋を変え、試合の中で新たな手を試すかのようなプレーを続けた張本の姿が、まるで中国の主力選手を相手に戦術を磨いているかのように映ったことで「中国選手を練習台にしている」という表現となったようだ。

 さらに、この日は女子ダブルスでも両者が対戦。王芸迪・姜依依組は張本・早田ひな組に準決勝で1-3で敗れており、王芸迪は同じ日に張本と2度対戦し、いずれも敗れる結果となった。同メディアは「ダブルスで対戦した数時間後、シングルスでも再び張本の変化に対応しなければならなかった」と指摘し、そうした構図も今回の敗戦を印象づける要素となった。

 もちろん、王芸迪も序盤は持ち味を発揮し、2ゲームを連取していた。それでも張本は焦ることなく戦術を切り替え、終盤の接戦も制した。第5、第6ゲームはいずれも11-9。勝負どころでの強さも際立った。

「中国の主力を相手に、試合中に修正し、試し、そして勝ち切る」。中国メディアの記事から浮かび上がるのは、張本の成長に対する警戒感だ。中国勢にとっても、彼女の戦術的な引き出しの多さと対応力は、今後の対戦に向けた大きな脅威となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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