バレーボールの大同生命SVリーグ男子は10月17日、東京・有明コロシアムで東京グレートベアーズが北海道イエロースターズを3-2(2-25、25-22、19-25、25-23、15-8)のフルセットで逆転勝ちを収め、開幕戦を白星で飾った。元ポーランド代表の主砲バルトシュ・クレクが、チーム最多19得点を挙げる大活躍だった。
「今日は本当にタフな一戦だった」
身長205cmを誇る38歳のベテランが、ほっと安堵した。今季からSVリーグに昇格した北海道イエロースターズにセットカウント1-2と追い込まれながらも、クレクがここぞの場面で強打をさく裂。さらにアルゼンチン代表ヴィセンティン・ルチアーノ、スロベニア代表ヤン・コザメルニクらとともに要所で得点を重ねた。今季から外国籍選手の同時出場が2人から3人に増えた新ルールを有効活用し、グレートベアーズが勝利につなげた。
試合後、記者会見に出席したクレクは「シーズンの開幕戦ということもあるので、少し緊張も感じました。我々としても長いオフから明けた再スタートになるので、試合展開としては序盤イエロースターズがすごくいい走り出しをしていました。ただ、私たちがしっかり終盤に向けて立て直すことができたので、ファンの皆さんもすごく楽しめた1日だったのではと思っています」と振り返り、汗をぬぐった。
この試合、東京はスターティングファイブのセッターに22歳の近藤蘭丸を起用。昨季は明大在学中に内定選手として加わり、プレーオフを含む33試合に出場した若き有望株だが、この日は呼吸が合わない場面がいくつかあった。それを尋ねられると、「個人的にはそうは思いません」と否定。「蘭丸がいたから勝ちに導けたところもある」と答え、自らの経験を交えながらチームの若きセッターに期待を込めた。
「個人的にこの20年間のバレーボール人生を経て、やっぱりスパイカーとセッターのコンビの良し悪しっていうのを判断するのは、すごく難しい。そういった面で我々としても、(練習から)いろいろやろうとしてます。個人的にこの試合というのはすごくいいコンビができたと思います。もちろん(蘭丸は)伸びしろはあります。今日はすごくいいコンビは組めたと思ってます」
世界で指折りのバレーボール強豪国・ポーランド代表の大砲として、連覇を成し遂げた2018年の世界選手権ではMVPに輝いたナンバー1・オポジットは「練習の中でのマインドと気持ちの問題がすごく大切になってきます。週末でしっかり出すためには、やはり週の頭の練習からしっかり出していく必要があるので、伸ばせる機会を最大限に活用することが大切になってくると思う」と、毎日の鍛錬の積み重ねの大切さを説いた。
昨季グレートベアーズに加入し、2季目を迎えるクレク。この日のホーム開幕戦入場者は7184人で2階席までほぼ埋まり、クラブカラーのピンクが揺れた。「もう本当にファンのみんなは素晴らしいよ!皆さんの声はしっかりコートまで届いていますし、調子が悪い時でも応援してくれる。皆さんのエネルギーを感じながらプレーできること、本当に嬉しく思うよ。昨シーズンから僕のサーブチャントをやってくれるけど、あれはすごく大好き。今季はエースをもっと取って、たくさんチャントが聞ければ」と頬が緩んだ。
東京は直近2シーズン、いずれもプレーオフ準々決勝で敗れている。今季はパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)やフランス、イラン代表など国内外の指導が豊富で、日本バレーの特性にも精通しているマウリシオ・パエス氏が新監督に就任。世界を知る38歳の主砲が、指揮官とともにチームを初のSVリーグ頂点へ牽引する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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「今日は本当にタフな一戦だった」
身長205cmを誇る38歳のベテランが、ほっと安堵した。今季からSVリーグに昇格した北海道イエロースターズにセットカウント1-2と追い込まれながらも、クレクがここぞの場面で強打をさく裂。さらにアルゼンチン代表ヴィセンティン・ルチアーノ、スロベニア代表ヤン・コザメルニクらとともに要所で得点を重ねた。今季から外国籍選手の同時出場が2人から3人に増えた新ルールを有効活用し、グレートベアーズが勝利につなげた。
試合後、記者会見に出席したクレクは「シーズンの開幕戦ということもあるので、少し緊張も感じました。我々としても長いオフから明けた再スタートになるので、試合展開としては序盤イエロースターズがすごくいい走り出しをしていました。ただ、私たちがしっかり終盤に向けて立て直すことができたので、ファンの皆さんもすごく楽しめた1日だったのではと思っています」と振り返り、汗をぬぐった。
この試合、東京はスターティングファイブのセッターに22歳の近藤蘭丸を起用。昨季は明大在学中に内定選手として加わり、プレーオフを含む33試合に出場した若き有望株だが、この日は呼吸が合わない場面がいくつかあった。それを尋ねられると、「個人的にはそうは思いません」と否定。「蘭丸がいたから勝ちに導けたところもある」と答え、自らの経験を交えながらチームの若きセッターに期待を込めた。
「個人的にこの20年間のバレーボール人生を経て、やっぱりスパイカーとセッターのコンビの良し悪しっていうのを判断するのは、すごく難しい。そういった面で我々としても、(練習から)いろいろやろうとしてます。個人的にこの試合というのはすごくいいコンビができたと思います。もちろん(蘭丸は)伸びしろはあります。今日はすごくいいコンビは組めたと思ってます」
世界で指折りのバレーボール強豪国・ポーランド代表の大砲として、連覇を成し遂げた2018年の世界選手権ではMVPに輝いたナンバー1・オポジットは「練習の中でのマインドと気持ちの問題がすごく大切になってきます。週末でしっかり出すためには、やはり週の頭の練習からしっかり出していく必要があるので、伸ばせる機会を最大限に活用することが大切になってくると思う」と、毎日の鍛錬の積み重ねの大切さを説いた。
昨季グレートベアーズに加入し、2季目を迎えるクレク。この日のホーム開幕戦入場者は7184人で2階席までほぼ埋まり、クラブカラーのピンクが揺れた。「もう本当にファンのみんなは素晴らしいよ!皆さんの声はしっかりコートまで届いていますし、調子が悪い時でも応援してくれる。皆さんのエネルギーを感じながらプレーできること、本当に嬉しく思うよ。昨シーズンから僕のサーブチャントをやってくれるけど、あれはすごく大好き。今季はエースをもっと取って、たくさんチャントが聞ければ」と頬が緩んだ。
東京は直近2シーズン、いずれもプレーオフ準々決勝で敗れている。今季はパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)やフランス、イラン代表など国内外の指導が豊富で、日本バレーの特性にも精通しているマウリシオ・パエス氏が新監督に就任。世界を知る38歳の主砲が、指揮官とともにチームを初のSVリーグ頂点へ牽引する。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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