ロシアのフィギュアスケート界にも、新型コロナウイルスの暗雲が垂れ込めている。

　同国で数多の名選手を育ててきた敏腕コーチ、エテリ・トゥトベリーゼさんが、自身のインスタグラムを更新。ロシア国内でのウイルス感染拡大が報告されるなか、「私たちのチームも３月21日から４月12日までトレーニングを休止することを決定しました」と綴り、「みなさんも予防を忘れず、健康にお過ごしください」とのメッセージを寄せた。

　そして投稿したのが一枚の写真だ。トゥトベリーゼさんの教え子たちが集結したショットで、全員がマスクを着用している。平昌五輪で金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワをはじめ、2019年グランプリ・ファイナル女王のアリョーナ・コストルナヤ、同大会で銀メダルのアンナ・シェルバコワ、さらには先日世界ジュニア選手権を圧巻の演技で制したカミラ・ワリエワら男女９名（アレクサンドラ・トゥルソワは不在）だ。

　一堂に会するのはさすがに珍しい。投稿をチェックしたファンからは、「世界に誇る素晴らしいチームだ」「美しき芸術家たち！」「マスクで可愛い顔が見えないね」「英気を養ってまた最高の演技を見せてください」「大好きなリンクで練習できないなんて可哀そう……」などなど、さまざまな反響が寄せられている。

  　来る2020－21シーズンも、とりわけ女子フィギュア界をリードするだろう「チーム・トゥトベリーゼ」。豪華な集合ショットをお披露目し、あらためて分厚い選手層を再確認させている。

構成●THE DIGEST編集部


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