マラソン・駅伝

「今年は例年以上に大分厳しい」青山学院大、早大と6分45秒差の4位に元箱根Vランナーが辛口評価「中盤の区間も全然安定しなかったし…」【全日本大学駅伝】

THE DIGEST編集部

2026.11.02

全日本大学駅伝で4位だった青山学院大の原監督。写真:滝川敏之

 11月1日に行なわれた「第58回大会秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」で、前回の「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」を制した青山学院大は、5時間10分16秒で4位だった。優勝した早稲田大と6分45秒差の完敗に、箱根駅伝で優勝経験のあるランナーが厳しめの見立てをした。

 青山学院大は1区(9.5キロ)の椙山一颯(2年)が27分45秒で首位に立ったが、2区(11.1キロ)の石川浩輝(2年)が31分58秒の区間10位に終わり9位に後退する。

 その後、3区(11.9キロ)の松田煌希(3年)、4区(11.8キロ)の黒田然(3年)、5区(12.4キロ)の小河原陽琉(3年)、6区(12.8キロ)の飯田翔大(3年)、7区(17.6キロ)の平松享祐(4年)が追い上げ、3位まで浮上。ただ、最終8区(19.7キロ)で鳥井健太(4年)が58分43秒の区間10位にとどまり、創価大に逆転を許して4位でフィニッシュした。 

"関東勢最下位"の11位だった10月の「出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」からは、大きく順位を上げた。この点について、東海大在籍時に箱根駅伝の6区を3度走り、3年次に同大初の総合優勝に貢献した中島怜利(TRIGGER Athlete Club)が、自身のYouTubeチャンネルで「しっかりと盛り返して4位と。やはり青学は強いというのは、見せてはくれました」としながらも、箱根駅伝に向けては、「例年の青学と違うと思ってしまいました。中盤の区間も全然安定しなかったし、区間賞を取れる選手もいなかった」と指摘する。

 実際には、1区で椙山がラスト勝負を制して区間賞を獲得した。しかし、中島は「9キロだからなのですよ。箱根に向けてつながるかと言われると、またちょっと別ですから。箱根に向けて良かったかどうかというと、ノーカウントとします」と、その理由を説明する。
 
 現状では7区で51分59秒で区間7位だった平松がチームで最も強いとみているという中島氏は、それでも「(箱根駅伝のエース区間である)2区で区間上位を取れるとは思えないので、もう1回(前回大会の2区で1時間06分29秒で区間2位だった)飯田が、しっかりと復調して箱根2区で区間1桁ぐらいで走ってもらわないと厳しい。それでも、優勝には届かないと思う」と述べる。

「今年の青学は例年以上に、大分厳しいと感じました」という中島は、石川以外は「しっかり力を出し切っての4位だった気がします」とし、ポイントを以下のように語った。

「最終的には5区、山上りに、しっかりと走れる選手を当てはめてきて、6区の石川が56分台で走れば、優勝(争い)に絡んでくると思うので。5区、誰が行けるか、それが全て」

 青山学院大は前回、大エースだった黒田朝日(現GMO)を5区に投入し、3分24秒差の5位から逆転で往路優勝を果たし、復路もしっかりと走り切って史上初の2度目の3連覇を成し遂げた。今回も5区がポイントになると、中島は踏んでいるいるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】中島怜利が全日本大学駅伝を振り返る!
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