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「胸が張り裂けそうだった」スピードスケート金メダリスト・小平奈緒が自らボランティア活動に参加

THE DIGEST編集部

2020.03.25

スピードスケート小平奈緒が、ボランティア活動したことを、SNSで報告。(C)Getty Images

 平昌五輪・スピードスケート金メダリストの小平奈緒が、昨年の10月に大型台風の被災地、長野のボランティア活動に参加した。新型コロナウイルスの影響で休止されていたが、1日限定で再開され、そこに長野出身である小平が参加した形だ。

 小平は、ボランティア日記として、「かなーり長くなりますが」という書き出しで具体的な作業内容や、見たものや感じたことなど、自身のSNSに20回に分けて綴っている。

「一晩の豪雨が、そこに暮らす人達の日常を変えてしまったのだと思うと胸が張り裂けそうだった。頑張りが底をついて、踏ん張りがきかなくなる人もきっといる。そんな時、たとえ小さな力だとしても誰かの支えを感じられることは、少なからず踏ん張りのきかない身体にエネルギーを注いでくれるんじゃないか」と参加への思いを率直に語る。

 さらに「応援されるばかりがアスリートではない。誰かを応援できることもとっても大事」とし、「ボランティアを必要としている地域はたくさんあるようです。まずは身近な人をできることから応援してみていただけたら幸いです」というコメントと、平仮名で書かれたネームシールの写真で最後を締めくくっている。
 
 あくまで個人的な参加だったようで、受付の人にも驚かれたという小平の投稿をチェックしたファンからは、「ただただ感服です」「胸が熱くなりました!」「私も小さい事でも自分にできる事を考えてみようと思います」「奈緒さんの発信をきっかけに一歩を踏み出す方もいると思います」といった、活動を称賛するコメントが数多く寄せられた。

 五輪金メダリストである小平の発信によって、助け合いの精神の大切さを感じた人が多いようだ。自分が出来る範囲で、困っている人や地域へ貢献する人がますます増える社会になることを祈りたい。

構成●THE DIGEST編集部 

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