新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で不安が広がるなか、バレーボール日本代表の西田有志が元気をもらえる明るい話題を届けてくれた。

　国際バレーボール連盟（FIVB）の実力ある注目選手をピックアップして紹介する企画「PLAYER OF THE WEEK」で、西田はその記念すべき第１回目のプレーヤーに選ばれたのだ。

　今まさにスパイクを決めようとしている西田の表情をとらえた大きな写真を公式ホームページ（HP）のトップページに置いたこの特集は、同連盟が運営する公式YouTubeチャンネル「Volleyball World」の新企画だ。

　HPでは、西田の来歴を幼少期から紹介。バレーボール強豪校の誘いを断り実績のない地元の高校へ進学したことや、2017年に開催された第11回アジアユース男子選手権大会(U-19)でまだ控え選手であったことにも触れている。さらに、ジェイテクトSTINGS入団のエピソードや、同クラブをVリーグ初優勝へ導いた活躍などを、西田が当時、投稿したSNSのスクリーンショットとともに丁寧に振り返っている。

　そして、日本代表として出場した2019年ワールドカップバレーでの衝撃的なパフォーマンス、最終セットの9－9から6本中5本のサービスエースを決めて勝利を奪ったカナダとの最終戦を始め、これまでの躍進ぶりをデータとともに解説。日本代表の世界ランクアップの原動力となり得る存在と西田を絶賛して締めくくっている。
  　この特集にSNS上では、日本はもちろんタイ、フィリピンやモンゴルなどのアジアを含め、英国、米国、オーストラリアやメキシコ、ペルーなど世界中の西田のファンが反応。歓喜のコメントを数多く投稿している。

「驚きのスキルを持つ最高の選手よ！」
「西田はモンスターだね。あのジャンプを見るたびに驚かされるよ」
「ベストアタッカーでありベスト　サーバー。コート上の真の王者さ」
「まさに小さな巨人。パワフルなレフティ」
「才能があって若くて、謙虚な選手。石川祐希、柳田将洋と同じく大好きな選手だわ」
「間違いなくトッププレーヤー」
「日本代表を応援している。それは西田がいるから！」
「オリンピックでの雄姿を見るのがとっても楽しみ！！」

　西田が所属するジェイテクトSTINGSのイタリア人コーチ　フェデリコ・ファジャーニ氏も、「素晴らしい選手！」とメッセージを投稿している。

『Volleyball World』のYouTubeチャンネルでは、『PLAYER OF THE WEEK』の企画タイトルの通り、今週3月31日（火）から4月3日（金）までの毎日、西田の新しいハイライト動画をアップしていくとのことだ。

　同連盟が大々的に取り上げたことは、国際舞台で西田のパフォーマンスが認められた証拠と言える。

　来年2021年7月23日に開幕が決まった東京オリンピック2020では、世界中が西田の活躍に注目することになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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