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「とても楽しみ」石川祐希所属のセリエA、パドヴァが前半戦8強が出揃うコッパ・イタリア出場へ!

THE DIGEST編集部

2019.12.27

石川が所属するセリエA・パドヴァが、コッパ・イタリアに進出した。(G)Getty Images

石川が所属するセリエA・パドヴァが、コッパ・イタリアに進出した。(G)Getty Images

 イタリア・スーパーリーガ(セリエA1)で戦うバレーボール男子日本代表の石川祐希が、2019-20シーズンの前半戦を終え、SNSで近況を伝えている。

 石川が所属するパドヴァは、12月21日(現地時間)、レギュラーシーズン前半最終戦となる第12節を、敵地でモンツァと対戦した。

 第1セットを落としたパドヴァは、第2セット終盤に石川のスパイクなどで奪ったリードを守り切れず。2セットダウンの苦境に立たされる。

 しかし、第3セットはリズムを取り戻したパドヴァが優位に。セットポイント目前には、石川のサービスで相手を翻弄すると、続いてVリーグでプレー経験のある(2012-15)主砲フェルナンド・エルナンデス・ラモスが追加点。最後は相手の連続ミスでパドヴァが1セットを奪い返した。これで勢いに乗ると激戦の末に、第4セットを25-23で制して試合はフルセットへ。

 最終セットは、疲れもあってかパドヴァは劣勢のまま5-8でコートチェンジ。その後、9-10まで追い上げ、勢いに乗りたい場面で石川のサーブミスが出る。それでも相手のマッチポイントを3度凌ぐ粘りを見せたが、スコア2-3(20-25、23-25、25-19、25-23、16-18)で惜しくも敗れ、リーグ戦3連敗となった。
 
 しかし、2セットダウンからの奮起がもたらした勝ち点「1」により、8位以内が確定(※その後全試合終了し、7位に決定)。その結果、レギュラーシーズン前半の成績で上位8チームまでが出場できるコッパ・イタリアへの進出が決定した。

 石川はこの試合の翌日、SNSで自身の思いとともに前半戦終了を報告している。まずは前半戦を負け越した(5勝7敗)ことを振り返り、「ミスを改善するだけで間違いなくチームはガラッと変わる」と課題に言及するなど、後半戦へ向けた意欲を力強くコメント。

 また、出場を決めたコッパ・イタリアについては、「とても楽しみです」と語っている。大学生だった2014-15シーズンにイタリア初挑戦を開始した石川は、当時所属していたモデナで同大会に出場しているが、プロ転向後は今回が初出場となる。

 石川の投稿を見た多くのファンは、「コッパ・イタリア出場おめでとう」「後半戦も頑張ってください」「全力で応援しています!」「試合、観に行きます!」「いつも勇気をもらっています」「怪我しないように後半戦もfight!!」「前向きな姿勢をみて、いつも励まされています」など、激励を始めたくさんのコメントを寄せた。
 ファンが送る熱いメッセージは、石川のさらなる活躍を後押ししてくれるだろう。

 コッパ・イタリアは、1月20日(現地時間)に強豪ペルージャ(2位)との対戦が予定されている。また、26日に行なわれた、レギュラーシーズン後半の初戦で、パドヴァはモデナ(3位)と対戦し、3-1(25-23、22-25、 25-19、 25-23)で勝利。幸先の良いスタートを切っている。

構成●THE DIGEST編集部
 
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