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「今こそ、力を結集しましょう!」日本陸連が日本選手権の延期を発表。6月までのすべての試合が取りやめに

THE DIGEST編集部

2020.04.04

昨年の日本選手権、男子100mで優勝したサニブラウン。(C)Getty Images

昨年の日本選手権、男子100mで優勝したサニブラウン。(C)Getty Images

 日本陸上競技連盟は3日、今年の日本選手権の延期を発表した。

 6月13日、14日に長野で開催が予定されていた第104回日本陸上競技選手権大会・混成競技、第36回U20日本陸上競技選手権大会・混成競技と、6月25日から28日に大阪で開催予定だった第104回日本陸上競技選手権大会は、コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を秋に延期することとなった。日程としては、9月下旬から10月初旬で調整しているとのことで、会場は未定。新国立競技場での開催の可能性もある。

 また、この決定に伴い、日本陸上競技連盟が主催、後援する大会は6月まですべて中止もしくは延期が決定した。

 日本陸上競技連盟の尾縣貢専務理事のコメントは以下の通り。

「陸上競技を支えていただいている大会関係者のご理解をいただき、6月までの本連盟主催・後援大会を延期・中止できましたことに心から感謝申し上げます。解決すべき多くの課題はありますが、引き続きご協力のほどお願い申し上げます。
 
 この社会情勢の中、アスリートの皆様は複雑な思いを抱きながら 2020 シーズンを迎えたことでしょう。

 アスリート、そしてその関係者の皆様には、まず新型コロナウイルス感染拡大防止のために適切な行動を取ることを最優先していただき、その中で各々の目標達成のために努力を続けていただきたいと存じます。

 スポーツ界全体が感染拡大防止に刻苦して、この問題が収束をみたときには、スポーツの価値や役割をさらに高めていくような活動に取り組むことができます。
 今こそ、力を結集しましょう!」(原文ママ)

 目標の定まらない中で不安とともに調整を続けていたアスリートも、この決定により、今は感染防止を第一に考えて行動できるのではないだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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