格闘技・プロレス

「ベルト狙っちゃいましょうかね!」連勝街道驀進中のWWE・KUSHIDAが王座に意欲!

どら増田

2020.04.04

アーム・バーでワイルドからタップアウトを取ったKUSHIDA。
(C)2020 WWE,Inc.All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは4月3日(日本時間)、ファームブランドNXTを世界配信した。

 今週は元新日本プロレスで、現在連勝街道を突っ走っている、IWGPジュニアヘビー級王座を6度も戴冠した日本人スーパースターKUSHIDAが出場し、タイトル戦線に向けて強烈なアピールを行なっている。

 ホアキン・ワイルドとシングルマッチで対戦したKUSHIDAは、華麗な動きで捕まえたワイルドをアーム・バーで攻め込むと、ワイルドもコーナーに追い込んだKUSHIDAに対してチョップやショルダータックルで反撃。さらにKUSHIDAがワイルドの左腕を蹴り上げると、「折れたぞ、大丈夫か」とレフェリーに主張し、試合続行は不可能だとアピールするもレフェリーはこれを認めない。

 しかしこれを勝機と見たKUSHIDAは、新日本時代から得意としているハンドスプリング・エルボーを豪快に決め、最後はアーム・バーを極めて、ワイルドはたまらずタップアウトし勝負あり。
 
 試合後、両腕を上げて勝利をアピールしたKUSHIDAはワイルドと握手を交わしてお互いの健闘を称え合った。さらにバックステージでは「今日も勝ちました。205(軽量級ブランド)含めて何連勝? 4、5連勝かな?このままいきますか。クルーザー級のベルト狙っちゃいましょうかね」と言う。ジョーダン・デブリンが保持しているクルーザー級王座奪取をほのめかすと、4日に開催される205 Liveで、ダニー・バーチと対戦することが発表された。
 
 クルーザー級王座は日本人では、元ドラゴンゲートの戸澤陽しか巻いていない。現在、新日本でバレットクラブの一員として暴れているKENTAこと、ヒデオ・イタミも巻くことはできなかった。昨年、新日本からWWEに闘いの舞台を移したKUSHIDAにとって、クルーザー級のタイトルを手土産に、かつての同僚、中邑真輔や、ライバルであるリコシェたちがいるロウやスマックダウンといった主力ブランドに昇格を果たしたいところだ。

 205 Liveの結果次第ではタイトル挑戦も見えて来るかもしれない。

◆WWE NXT◆
20204月3日(日本時間)
アメリカ・会場非公表
○KUSHIDA(アーム・バー) ホアキン・ワイルド●

文●どら増田

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【動画】「勢いが止まらない!」KUSHIDAの試合後のインタビューはこちらから!