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格闘技・プロレス

鮮やかなキンシャサ!中邑真輔がレッスルマニア直前にダニエル・ブライアンをKO。チームの遺恨激化か?

どら増田

2020.04.04

ブライアンにキンシャサを決める中邑。(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

ブライアンにキンシャサを決める中邑。(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間4月4日、フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで開催された主力ブランドのスマックダウンを世界配信した。
 
 プロレス界世界最大のビッグイベント『レッスルマニア36』(5日、6日に開催)を目前に控えた今週のスマックダウンでは、日本人スーパースター中邑真輔(withセザーロ)とダニエル・ブライアン(withドリュー・グラック)が対戦した。

 インターコンチネンタル(IC)王者のサミ・ゼインがゲスト解説を務める中、お互いを知り尽くす2人は白熱の攻防を展開。ブライアンがダブル・ニーやミサイルドロップキックを決めて攻め込めば、中邑もセカンドロープからのダイビング・ニーやスライディング・ジャーマンスープレックスを決めて反撃。さらに中邑がリバースパワースラムから必殺のキンシャサを狙ったが、これを読んだブライアンはハーフ・ボストンクラブで捕まえる。

 その後も両者互角の攻防を展開したが、アーム・バーの応酬からブライアンが必殺のイエスロックを決めると、堪らずセザーロが介入して試合は反則裁定に。試合後、セザーロがグラックとブライアンを襲撃。中邑がキンシャサ、ゼインがヘルヴァキックでブライアンをKO。レッスルマニアでのIC王座戦直前に両チームの遺恨が激化した。

 中邑は今年のレッスルマニアのカードから漏れているが、ゼインのセコンドとして、セザーロとともに全力でIC王座防衛をアシストしていく役割を果たすことだろう。
 
 エンディングには『レッスルマニア36』で“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットと対戦するジョン・シナが登場した。

 シナは「ファイアフライ・ファンハウス戦っていったい何だ?」と“ザ・フィーンド”ワイアットが要求する対戦形式に言及する。「でも“ザ・フィーンド”が望んでいるものは知っている。不確かさとそれで引き起る恐れとパニックだ」と対戦相手の狙いを明言した。

 さらに「俺はパニックにならないし、恐れない。“ザ・フィーンド”の馬鹿げたチャレンジを受けてやる」とファイアフライ・ファンハウス戦を承諾。するとリングサイドに続々とファイアフライ・ファンハウスの人形が登場し、「彼が来た」と言うと、会場のバルコニーに“ザ・フィーンド”ワイアットがシナを睨み付けながら登場する。すると今度はシナの背後に突如ワイアットが現れて、決め台詞「レット・ミー・イン(中に入れてよ)」と言って姿を消した。

 またユニバーサル王者ゴールドバーグと戦う挑戦者が、ローマン・レインズからブラウン・ストローマンに変更されたことが発表された。ストローマンは現地時間‪1月31日に中邑真輔を破り、WWE‬で自身初のベルトとなるIC王座を獲得。3月8日に開催されたPPV『エリミネーション・チェンバー』でサミ・ゼインにIC王座は奪われたが、2日間に渡り行なわれる史上初の祭典で頂点に上り詰める大きな機会を得た。‪

 WWEではレインズが白血病を克服して復帰を果たした経緯から、アメリカ国内の新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえて、カードを変更したものと思われる。‬‬‬

◆WWE スマックダウン◆
2020年4月4日(日本時間)
アメリカ・フロリダ州オーランド WWEパフォーマンスセンター
●中邑真輔withセザーロ(反則)ダニエル・ブライアンwithドリュー・グラック○
※セザーロの介入

文・どら増田

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