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イタリアで新型コロナウイルスを克服した102歳のリナおばあちゃん。憧れのMotoGPロッシからサプライズの電話で大喜び!

THE DIGEST編集部

2020.04.08

102歳で新型コロナウイルスを克服したリナおばあちゃんに最高のプレゼントを贈ったロッシ。(C)Getty Images

102歳で新型コロナウイルスを克服したリナおばあちゃんに最高のプレゼントを贈ったロッシ。(C)Getty Images

 ロードレース世界選手権motoGPクラスでグローバルな人気を誇るヴァレンティーノ・ロッシが、母国イタリアで新型コロナウイルスを克服したある女性をびっくりする方法で祝福して、大きな話題になっている。

 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が発生したイタリア。特に深刻な状況下にある北部に位置するリグーリア州ジェノヴァで、闘病を終え見事にウィルスを克服した1人の女性がいる。

 女性の名前は、リナさん、年齢はなんと102歳!リナさんは不調を訴え、暮らしている老人ホームから病院に搬送。当初、心不全の疑いだったが数日後に新型コロナウイルス特有の症状が見られたことで検査を行ない陽性と判明した。
 
 その後20日間を越える治療の末に回復。3月末に退院を果たした。病状悪化に陥りやすく、死亡率がかなり高いとされる高齢者のなかで100歳を越えたリナさんが治癒したことに各国メディアも注目。米国大手メディア『CNN』も取材を行なっている。

 朗報とともに話題となっているのは、同メディアのインタビューでお孫さんが明かしたリナさん退院時のエピソードだ。家族が何をしたいか尋ねるとリナさんは、「ヴァレンティーノ・ロッシと知り合いになりたいわ」と一言。ロッシは、MotoGPに15年間にわたり参戦し、9回世界王者に輝くなど、その実績と親しみやすい人柄で世界中に多くのファンを持つスーパーライダーだ。モータースポーツに詳しくない人でも1度はその名前を耳にしたことがある世界的な有名人。家族は「夢がかなうといいね」と大笑いしたという。
 
 それから数日後、新型コロナウイルスとの戦いに勝利したリナさんに1本の電話が…。

 なんと快気祝いの電話をかけてきたのは、ロッシ本人だったのだ。

 このサプライズに大喜びのリナさんは地元メディアの取材に、「私にとってロッシはパッションなの。部屋にロッシのポスターを飾っていて、歩行補助機には、『46』(ロッシのゼッケンナンバー)のキーホルダーを付けているのよ」と母国イタリアが誇る大スターの熱烈なファンであることを公言。続けて、「ロッシは、(退院を祝って)おめでとうと言ってくれて、闘病を心から労ってくれたわ。それから本当に立派だよって何度も繰り返して、私のようなファンがいることを心から光栄に思うって言ってくれたの」と会話の内容を明かしている。

 担当医によると、リナさんが高齢であることから当初はかなり病状を心配していたとのこと。しかし、高濃度酸素の吸入で症状が改善。なんと投薬治療は一切行なわずに快方に向かったそうだ。これに治療にあたった病院関係者は驚きを隠せなかったという。

 新型コロナウイルスの猛威と戦うイタリアから発信されたリナさんの存在とロッシの粋な計らい。この明るいニュースで、感染拡大が進む世界各地の人々が少しでも元気を取り戻してくたら、きっと2人もうれしいはずだ。

構成●THE DIGEST 編集部

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