ラグビー

「彼らはぜひとも開催したいと…」ラグビーファン待望の日本対イングランド戦は10月に延期か

THE DIGEST編集部

2020.04.11

2018年11月の前回対戦は聖地トゥイッケナムで開催。日本はイングランド相手に15対35の逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 ラグビー・ファン待望の2連戦は、10月に延期される見込みだ。

 現地4月10日、ラグビー・フットボール・ユニオン(イングランド・ラグビー協会)のビル・スウィーニーCEOは英公共放送『BBC』のラジオ番組に出演し、イングランド代表チームが7月に予定していた日本遠征を延期すると公言。新型コロナウイルスの感染拡大を受けての見解で、「正式な決定はさまざまな要素を総合的に判断してからになるが、我々は10月に日本へ行くだろう」と話し、次のように続けた。

「現時点ではオプションでしかないが、彼ら(日本側)はぜひともホームで試合を開催したいようだ。ホームでならより多くの収益を上げられるだろうからね。よって我々は日本から戻ったのちに、我々の"秋"を戦うことになる」

 イングランド代表の日本遠征は、7月4日に昭和電工ドーム大分で、同11日にはノエビアスタジアム神戸での2試合が組まれていた。これを10月に順延とし、イングランド代表は帰国後の11月にニュージーランド、アルゼンチン、トンガ、オーストラリアとのテストマッチ4連戦を消化する。なかなかのハードスケジュールである。

 ただ状況次第では、日本遠征の先行きも分からなくなるという。

 今年2~3月に全日程を終了する予定だったシックス・ネイションズ(6か国対抗)の数試合が新型コロナの影響により未消化で、イングランド代表も最終節のイタリア戦が無期限延期のまま。スウィーニーCEOは「秋に6か国対抗のゲームが入り込んでくればどうなるか。残る試合は来年の大会でホーム&アウェーによって消化されるかもしれない」と私見を述べるにとどめた。

 
 そのほか日本代表は6月27日に静岡エコパスタジアムでのウェールズ戦がスケジューリングされており、11月には英国遠征を敢行し、スコットランド、アイルランドとの2連戦を戦う予定だ。いずれも現時点で、中止や延期の発表はなされていない。

構成●THE DIGEST編集部

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