柔道男子66キロ級の阿部一二三が、全国高校総合体育大会（インターハイ）や全国中学校体育大会（全中）の中止を受け、同大会を目標としてきた学生へ、インスタグラムで激励のメッセージを送った。

　文面に「今、自分達にできる事や思いをメッセージにさせていただきました」と綴るとともに、動画をアップ。

　動画では、「最前線の医療現場で戦ってくださっている皆さま、その他、私たちの生活のために頑張ってくださっている皆さま、本当にありがとうございます」と、まず感謝の意を表した。

　続けて、インターハイや全中の中止を受け、「僕自身も経験したことがないので、どういう言葉で表現したらいいか分からないです」と率直に語り、「僕自身も今、大会やオリンピックが延期になってしまい、いつ大会が行われるか分からない状況ですが、気持ちを強く持って、一日一日大切にしながら、『絶対にもっと強くなってやる』と思って、出来る限りのことをしています。だからこそ、下を向いて落ち込むのではなく、前を向いて、顔を上げて、前に進んでください。そうすれば、自分自身を必ずもっと強くさせてくれます」と自分になぞらえて考え、悔しい思いをしている学生へエールを送った。
  　動画の最後は、「今、自分たちに出来ることは、外出をしないこと、３密を避けること、手洗いうがいをすることだと思っています。皆で協力してやるべきことをすれば、（新型）コロナウイルスにも打ち勝てると思っています。一人ひとりがしっかり自覚を持ち、この今の危機を乗り越えていきましょう」と締めくくった。

　この投稿をチェックしたファンからは、「素晴らしい言葉をありがとうございます！」「肝に銘じます」「動画ありがとうございます、頑張ります！」「素敵です！」「かっこよすぎます」などと、メッセージが寄せられた。阿部からのメッセージは多くの学生の励みとなったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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