空手女子個人「形」の清水希容がインスタグラムを更新。全国高校総合体育大会（インターハイ）の中止を受け、同大会を目標としていた高校生へ向け、激励のメッセージを送った。

　清水は、「インターハイは、当時私にとって人生を賭けて臨んでいた大会でした。きっと、今の高校生の皆さんもそうだと思います。私も、高校の頃選抜が無くなった経験や試合に出られない経験を何度もしてきました。悔しくて、悔しくて仕方ありませんでした」と高校時代を振り返り、綴った。

　続けて「でも、高校3年間で仲間と一緒に過ごした日々、しんどくても乗り越えてきた練習。私はその3年間があるから今があると言い切れます。努力してきた事は、消えるわけではないです。だから、いつか舞台は違うかもしれないですが、最高のパフォーマンスを多くの人たちに披露して欲しいです」と、高校生へエールを送った。そしてハッシュタグで、「#経験 #努力 #無駄にはならない」と書き足している。
  　投稿では、東大阪大学敬愛高校時代の写真を２枚アップした。どちらも空手の道着を身につけており、試合の時の写真のようだ。

　試合中は、空気を一瞬で切り裂くようなスピードと、鋭く闘志の宿る目など、観る者を圧倒させる気迫をまとう清水。そんな清水だが、試合の表情とは一転し、SNS上では、優しさを感じさせる。今回、インターハイ中止を受け、高校生に寄り添うコメントで、清水の優しさに救われた学生もいたかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】強く、美しく！空手界の女王、清水希容の厳選ショットをお届け！