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格闘技・プロレス

DDT TV SHOWのメインで"元幕下力士"の樋口和貞が、エンテツ撃破で挑戦"剣"を奪取!6年目の悲願なるか?

どら増田

2020.05.03

八角部屋の元幕下力士である樋口和貞が、KO-D無差別級王座の挑戦

八角部屋の元幕下力士である樋口和貞が、KO-D無差別級王座の挑戦"剣"を獲得した。

 サイバーエージェント傘下のプロレス団体、DDTプロレスは5月2日、DDT TV SHOWスタジオにて行なわれた『DDT TV SHOW! #1』(無観客試合)を団体公式動画配信サービス『DDT UNIVERS』で配信した。

 メインイベントでは、遠藤哲哉が保持しているKO-D無差別級王座(王者は田中将斗)挑戦"剣"に、八角部屋の元幕下力士である樋口和貞が参戦した。樋口は、所属するユニット・イラプションの同志である坂口征夫から、同王座への挑戦剣を奪うよう指令を受け、剣保持者の遠藤に挑んだ。

 パワーで勝る樋口は、遠藤を押していくが、遠藤もテクニックや得意とする立体殺法で応戦。終盤、勝機と見た遠藤がトップロープにのぼり、必殺のシューティングスタープレスを繰り出すも樋口はこれを回避。すると今度は樋口が後頭部へのラリアットをぶちかまし猛ラッシュ、最後はカナディアンバックブリーカーから、必殺の轟天を決めて、先輩の遠藤から3カウント。挑戦剣を獲得している。

 試合後、マイクを持った樋口は「遠藤、やっぱ強いな。でも、結果はオレが剣を持ってる。ごちゃごちゃ言わないで、この事実を受け止めろ。刀は今オレにある。KO-D王者に挑戦できる。願ったりかなったりだ」とアピール。同王座を巡っては、日時は明らかになっていないが、王者の田中に坂口が挑戦する予定だ。

 当初、挑戦剣保持者は6月7日の埼玉・さいたまスーパーアリーナで行使できるはずだった。同大会の開催は見合わせとなっているが、同王座へ挑戦する権利は生きているため、今後の展開に注目したい。
 
 バックステージで樋口は「プロレスラー、プロレス団体は苦しい状況だけど、オレたちはプロレスを見せることしかできない。集中力を切らさずにやった結果がこれ。イラプションとして、征夫さんがKO-Dを獲って、さいたまスーパーアリーナはなくなったけど、オレが挑戦して、(勝って)上がっていきたい。赤井(沙希)さんも、(現在開催中のおきばりやす)七番勝負で勝ち越してほしい」と話し、スーパールーキーと言われてから6年目にして、DDTの頂点であるKO-D無差別級王座奪取を力強く誓った。
 
 一方、挑戦剣を失った遠藤は「あんなのオレには必要ない。強いヤツがチャンピオン。オレが絶対田中から、KO-Dを獲り返す」と語り、昨年敗れている田中からリベンジを果たした上でKO-D王座を奪還する考えを諦めていない。今後は実力行使で挑戦“権”を掴むつもりだ。
 
 次回の『DDT TV SHOW!』は、5月9日に配信される。ハードコアマッチとしてクリス・ブルックスと勝俣瞬馬の対戦などが発表されている。
 
◆DDT◆
『DDT TV SHOW!#1』
2020年5月2日
DDT TV SHOWスタジオ 無観客試合
▼KO-D無差別級王座挑戦剣争奪戦 60分一本勝負
<剣保持者>●遠藤哲哉(24分15秒 体固め)樋口和貞○<挑戦者>
※轟天。樋口がKO-D無差別級王座挑戦剣を奪取。

文●どら増田
 
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