ボクシング界の“モンスター”こと井上尚弥が１枚の写真を公開し、ファンの感動を呼び起こした。

 　井上は５月12日、自身のインスタグラム（＠naoyainoue_410）を更新。投稿したのは、昨年11月に行なわれた、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）決勝の際の写真。元５階級チャンピオン、ノニト・ドネアとの熱戦後、抱擁を交わしている１枚だ。この写真の上に井上の、下にはドネアのサインが書いてある。

　この試合では井上が判定勝ちをした。しかし、写真の勝者である井上は瞼の上を切り、鼻血を流し、うつろな表情を浮かべている。涼しい顔で試合を終える印象の強い“モンスター”がここまでダメージを負っているのは珍しく、まさに死闘と言える試合だった。

　全力を出し尽くし、放心状態の井上を両腕でしっかり抱くドネア。井上自身も「ええ写真やな、、」とコメントした。
  　この投稿に「感動しましたよ」「２人ともかっこよかったです！」「いつ観ても素晴らしすぎます」などのコメントが寄せられた。試合当時を振り返り、感動に浸るファンが相次いだようだ。

　ファンの心に残るファイトを見せる井上。4月25日にラスベガスで予定されていた試合は延期となってしまったが、彼の試合を再び見られる日をファンは心待ちにしている。

構成●THE DIGEST編集部

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