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格闘技・プロレス

DDT田中将斗が坂口征夫をTKOで防衛!「さいたまSAまで、オレがベルトを持ってる」

どら増田

2020.05.10

スライディングDで坂口をTKO負けに追い込んだ田中。

スライディングDで坂口をTKO負けに追い込んだ田中。

 DDTプロレスは5月9日、DDT TV SHOWスタジオで行なわれた『DDT TV SHOW!#2』を公式動画配信サービスDDT UNIVERSEで配信した。

 メインイベントでは田中将斗(ZERO1)と坂口征夫のKO-D無差別級選手権試合が、ついに実現。当初は4月12日に東京・後楽園ホール大会で組まれていたカードだが、新型コロナウイルス感染拡大等に伴う大会中止により、宙に浮いていており、無観客試合ながら今回のTV SHOWでマッチメイクされた。

 試合は、ここまで“待たされた”坂口の奇襲で開戦し、エルボー、キックの連打、三角絞めなど、得意の打撃、関節技で攻め立てていく。田中は坂口の右足に的を絞って、反撃するも、なかなかペースを握れず。

 そしてド迫力のエルボー合戦から、坂口は胴締めスリーパーで勝負するが、苦しい表情を浮かべながら脱出した田中が今後はエルボー連打から必殺のスライディングDを決める。しかし坂口は、なんとカウント1で返した。

 立ち上がった坂口がスリーパー、切り返した田中がラリアットからローリング・エルボーと再び熱い攻防を繰り返し、田中はここで決めに行ったが、カウント2。

 これで火がついたのか、田中はマウントの体勢からエルボー連打、そしてスライディングD!坂口は身体が反応したかのように無意識でこれを返したが、ダメージが大きくダウンしたまま。これ以上の続行は危険と判断したレフェリーが試合を止め、田中がレフェリーストップでTKO勝ちを収めた。
 
 勝利した田中の前に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催見合わせとなっている埼玉・さいたまスーパーアリーナでの“挑戦剣”を先週獲得した樋口和貞が現れ、しばし視殺戦を展開した。

 田中は「次はアイツが来るんか? 誰が来るとか関係ない。さいたまスーパーアリーナはできへんかった。次いつやるのか知らんけど、ベルトを守ったら、そこのメインに上がれる。相手は誰でもいい。次のさいたまスーパーアリーナまで、オレがベルトを持ってる!」と宣言。
 
 バックステージでは「さいたまスーパーアリーナのメインに立つのは簡単な目標じゃない。こういう形でできないのは悔しい。いつかさいたまスーパーアリーナのリングに戻ってくると思うんで。オレに2周、3周して、守り通したら、そこにいく。難しいかもしれないけど。どえらいのがくるかもしれないし、順番で来るかもしれんけど、守り通す。(坂口は)一つ一つの技が重いし、自分にないものをもってる。チョーク(スリーパー)決められたときは一瞬ヤバいと思った」と防衛戦を振り返り、王座死守を誓った。
 
 敗れた坂口は「倒れてないと思ったけど、ダメでした。DDT、イラプション、お客さんのみんな、すみませんでした。あとは樋口、オマエに託す」とガックリ肩を落とす。

 樋口は「(坂口と同じユニットの)イラプションとして、(目標を)果たせなかった。(坂口の)敵討つのは自分。挑戦して、田中を倒す。やってやります」とコメント。すると、前大会で樋口に“挑戦剣”を奪われた遠藤哲哉が現れ、「絶対獲り返してやる」とアピールする。日時が決まっていない、さいたまスーパーアリーナまでの道のりはまだまだ紆余曲折がありそうだ。
 
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